先日公開しました、
新しいMusicVideo「笹舟」
もうご覧いただけましたでしょうか?
今日はMV制作のエピソードについて書いてみようと思います。
監督のtoshigraphさんにMV制作のお願いをしたのは昨年の年明けのこと。
自身の活動10周年に際し、フルアルバム制作を企画し始めた頃でした。
(以降、昨夏にアルバム「体温」をリリース&レコ発ライブをやらせていただきました!パチパチ)
toshigraphさんはフォトグラファーで、
私も以前からアーティスト写真を撮っていただいています。
toshigraphさんの撮る世界観(のちに“透明感ダーク”と勝手に命名)が本当に大好き。
そんな彼が、近年は映像のほうにも力を入れておられるのを以前から小耳にはさんでおりました。笑
ドキドキしながらMVのお話を持ちかけると、快くOKしてもらえました。
めちゃくちゃ嬉しかった。
「ドラマのような、映画のような、そういうMVをつくりたいです!」と気持ちを伝えました。
物語×音楽の世界を描くことに憧れていた私には大きな一歩でした。
新アルバムの中から候補として2曲の音源を送りました。
そのうちの1曲が今回の「笹舟」です。
物語から構成、キャスティング、演出まで、全てをtoshigraphさんに委ねました。
ひとつひとつ丁寧に、歌詞の世界は読み解かれ、想像を重ねて、物語は作り込まれていきました。
今回のMV、
脚本、演出、撮影、編集、全てtoshigraphさんにやっていただいております。
「笹舟」の歌詞には“あなた”と“私”の二人が登場します。
その二人にキャスティングされたのは、凌さんと稲松悠太さん。
お二方ともモデルさんであり俳優さんであり、
美男美女なうえに表現力もあるという、モンスターです。(最大限褒めています)
台詞はなくとも、瞳や仕草で訴えることってできるんですね。
“あなた”と“私”、
ふたりで写るシーンはないのにお互いの存在を感じさせる技は、構成も含めて凄いなと感じます。
撮影のスタッフとして参加してくださったのは、松林さんとナカムラさん。
お二方とも撮影の世界のプロで、お忙しい中いろいろと助けていただきました。
撮影について
昨年の夏に撮影が始まり、まず出来上がったのがMVのshort ver。
本編とはまた違った描かれ方をしているのでこちらも観てみてください。
昨夏の私のレコ発ワンマンでも上映させていただきました。
凌さん出演シーンの撮影には同行できなかったのですが、
稲松さんの撮影には同行させていただきました。
昼過ぎに到着して、日没まで撮影。
この日はお天気には恵まれましたが、寒くて。
だけど、ご褒美ですよと言わんばかりの夕焼けに遭遇できました。
是非MVで確認してみてください。
アルバム制作、レコ発、MV制作…
この一年間、駆け抜けてきました。
自分の音楽が、沢山の方の協力のおかげで形を変えて見違えるような姿になって。羽ばたいて。
普段届けられない人のところまで届いた実感もあって。
人生捨てたもんじゃないなって思えた瞬間ばかりです。
生かされてます。ありがとうございます。
“喪失”がテーマの曲なんて、万人受けはしないだろうけれど。
それでも身を削って書いた曲「笹舟」。
こんな風に形にしてもらえて、本当に感無量です。
片隅で流した小さな涙が、いつか大海原に出て
同じような誰かに届きますように。
◾️movie◾️
Director / Camera / Editor:Toshigraph
Cast:Yuta Inamatsu/Ryo
Staff:Yoshinobu Nakamura /Mami Matsubayashi
Music:Minori
🎧「笹舟」各サブスクにて配信開始!
💿「笹舟」収録アルバム
2023.08.26 release
8曲入り¥2000
recording engineer:三木肇(M&N録音サービス)
【みのりofficial website】
長文駄文、お読みいただきありがとうございました!
次回ライブは、
5/6(月祝)、学芸大学APIA40さんです。
最高の環境の中歌わせていただきます。
お昼のライブなのでお気軽にいらして下さい。