セルフモニタリング
とは、自分の今のコンディションに気づき、それに対策することで、自身で体調や感情をコントロールし、改善させることをいいます☝️🔸セルフモニタリングの方法
セルフモニタリングには決まった方法はなく、簡単なものだと、メモや日記のように記録をとるものでも構いません。最近ではアプリも出ています。
⭐️「みのり」では、『心スケール』というセルフモニタリングシートを使っています。対象のお子さんだけでなく、支援者や保護者の方も一緒にシートに記入して、全員でシェアします。
(引用元: 大竹直子著「自己表現ワークシート1・2」図書文化より)
お子さんだけがやるのもいいのですが、支援者やご家族も一緒にやることで、周囲の大人もお子さんの状況を知ることができます。また、お子さんが自分の周りの大人が今どんな状況なのか、その時大人はどんなことを考えているかを知る機会にも恵まれるので、一緒にやってみるのもおすすめです☝️
🔸メリットは❓🔸
①自分の今のコンディションに気づく
特性のあるお子さんは、自分の疲れに気づきにくく、一定のレベルを超えた時、急に体調を崩すことがあります。セルフモニタリングは体調管理にもよいとされています。
②自分のクセに気づく
どんな状況の時に、どんな気持ちになりやすいかがだんだんわかってきます。定期的にモニタリングすることで、自分の考え方や感じ方のクセや行動パターンに気づくようになります。ネガティブなことだけでなく、自分のポジティブな面にも気づくことにより、自己肯定感の向上にもつながります。
③自己管理がうまくなる
自身のコンディションや思考パターンに気づくことにより、自分を客観的に把握したり、セルフコントロールができるようになります。
④不安感を軽くし、ストレスを減らす
今の気持ちや置かれている状況を知ることにより、不安やストレスが何によって起こっているかがわかり、対策をすることができます。それが不安やストレスを軽減することにつながります。
🔸定期的にやるのもおすすめ🔸
お子さんが「ちょっとしんどそうだな〜」という時に取り組むだけでなく、定期的にやってみるのもおすすめです。だんだんと自分の傾向がわかってきますし、今と以前の状況を比較することもできます。
🔸最終的な目標🔸
自己のもっている発達特性とうまく折り合っていくこと。
そして、自分のもっている力で、 うまく「やりくり」していく方法を身につけること。
心や体の状況だけでなく、悪い習慣から脱却するときなど...
例えば...
・ゲームの時間を減らす
・昼夜逆転を改善する
...などにも、ぜひ、セルフモニタリングを活用してみてください😊

