みのりに来られている幼児さん向けに、いつも用意しているのが「欠所補完」の課題です。


「欠所補完」とは、図や絵画などの足りない部分を補って完成させる課題のことをいいます。


小学校受験や発達検査などでも出題されます。



図や絵は、お子さんにとってなじみのあるものや、季節を感じるものが適しています。


身近なものに関心をもったり、季節の移り変わりや年中行事の意味を知るきっかけになり、知的発達や発語を促進します。


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✳️「欠所補完」は、いろんな力を育てます。


🟡見る力

対象をよく見る・・・全体と各部分などを知覚・認識する力が必要になります。


🟡想像力・推理力

全体を見て、足りない部分に何が入るか想像する力や推理する力も必要です。


🟡微細運動

パーツを回転させてノリをつけて貼る動作は、手先の動きを育てます。


*体全体を動かす運動を「粗大運動」、手先などの運動を「微細運動」といいます。


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✳️なぜパーツを貼るの⁉️


🔹発達特性のあるお子さんは、抽象物を頭のなかで操作することが苦手です。

🔹特に小さなお子さんの場合は、選択肢から選ぶのは難しいです。


課題の出題には、絵の選択肢から正しいものを選ぶことが多いですが、私はパーツを用意して、お子さんに貼ってもらうようにしています。


特性のあるお子さんは、実際にパーツを回転させたりして、空いているところに当てはめていく方がわかりやすいと思います。


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課題選びや提示の方法は、発達に熟知した専門家に任せましょう。


発達支援の知識がない人が思いつきでやると、お子さんの発達を阻害したり、意欲を減退させてしまうことがあります。


お子さんの発達の芽を摘んでしまわないよう、十分注意しましょう😊

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