私は中学生の頃からカウンセラーになりたいと夢見ていました。


いじめられた経験は糧として必ず役に立つと思っています。それは今でも変わりません。


大学も心理学部に入学して、順風満帆に行けば、今頃わたしは心理士の夢を叶えていたのかもしれません。


でも…現実はそんなに上手くはいかないものです。


大学の授業は病気の悪化と共に次第に苦痛になり、コロナ禍のオンライン授業も相まって結局中退。


今はただのフリーターです。



あー、どこで間違ったんだろうな……


私がカウンセラーを志したこと自体、間違っていたのかな。


中学生の頃から一度も揺るがなかった私の夢。


私の経験を無駄にしたくないって思ったんだよな…


こんな辛い経験しておいて、死ぬなんて勿体ないよなって……


大学も福祉系の大学で国家試験の合格率が高い所を選んで、高2から14回もオープンキャンパスに行って、合格したのに……


なんで、こうなっちゃったんだろう…。



カウンセラーになりたいって気持ちは嘘ではなかった。


誰かの心に寄り添いたいって本当に思ってた。


でも、授業の中で私の心を抉る内容も少なくなくて、それに耐えられなかった。


大学の先生は『みのりさんの心が元気になったらまた戻ってくればいいよ』って言ってくれたけど、いつ私の心は元気になるんだろう。



今はまだ心理学と向き合うことは出来ないけど、もう1つ私には夢があります。


それは、夜間中学に通うこと。


中学時代は病気の発症で勉強どころではなかったし、通級だったから普通の授業もまともに受けられなくて理解も出来なかった。


だからもう1回やり直したい。


ただ、私の住んでる地域には夜間中学が無いんですよね…


通えない距離ではないけど、かなり遠い。


それに、まだ生活の基盤も出来ていないから体力的にも金銭的にも不安で。


いつか、でいいからやり直せるタイミングが欲しいな。



私の夢は願っただけ無駄だったのかもしれないけど、あの時、目指して本当に良かったと思う。


だって、死ぬことを留まったことには変わりないから。


勿体ないって思ったから今日があるから。