どうもこんにちは、mimoriです。

本日のネタバレ記事はコレビックリマーク

 

もう一度、光の中へ

毎週土曜日連載で、2022年8月19日現在ピッコマ・韓国版共に46話まで配信されています。

韓国・日本版は46話をもちまして第1シーズンが終了し、休載に入りました。

韓国では8/26〜第2シーズンが始まるみたいです。

上記の画像は第2シーズンの表紙です。ルミナス、アイシャ、ビオン公子の3人です。

 

前回はアイシャがお酒を飲んでしまったところまで書きました。

今日はその続きです。

 

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私は目を開けた。

朝日が眩しく、目元に光が舞い降りた。

 

もう朝なの・・・?

 

その間にノックの音とともに侍女長が中に入ってきた。

 

「皇女殿下、私です」

「ああ、いい朝だね」

 

私はにっこり笑って彼女に挨拶した。ところがなぜだろうか、侍女長の目つきが普段と違う気がする。

 

「昨日デビュータントのせいで疲れてたみたい。いつどうやって自分の部屋まで来たのか全く思い出せない」

 

私は突然記憶喪失になったはずもないのに、記憶が途切れた感じを消すことができなかった。ところが、侍女長の反応が少し怪しかった。

彼女はまるでそんなこともあるでしょうというような表情で私を眺めていた。

 

「おっと、皇女殿下。それより・・皇太子様が皇女殿下にお目にかかるためにいらっしゃいました。朝食を一緒に食べようと今応接室にいます」

「え?本当?」

 

その言葉に私は急いで立ち上がった。

兄が来ていると言うのに、ずっとベッドでゴロゴロはしていられなかった。

ところが、ベッドから降りた時、私は変な部分を発見してしまった。

 

驚くほど体と頭がすっきりしているのだ。

まるで治癒魔法でも受けたかのようにだ。私は首を傾げてしまった。

 

侍女たちの世話になり、身支度を整えると兄が待っている応接室に向かった。

 

 

「おはようございます!」

 

私は明るく笑いながら彼に向かって挨拶した。

 

「ところでこんなに朝早くどうされたんですか?」

「体は大丈夫?

 

ああ、彼はデビュータントで無理をした私が心配で朝早く訪ねてきたようだ。

私は彼を安心させるために、わざわざ活気に満ちた声で話した。

 

「はい、ぐっすり眠ったからか、ものすごくすっきりしています!変ですよね?昨日あんなに踊ってとても忙しく歩き回ったのに・・」

「その神官、ヤブ医者ではないようだね。実力はあるのか・・」

「え?」

「いや、なんでもない」

 

そして、私が椅子に座ると、兄の話が始まった。

私がどうして昨日のことを思い出せないのか、そして私が何をしたのか一つ一つ聞いた。

私の顔は白くなり、赤くなり、また青くなることを繰り返した。

 

「私がお酒を飲んで、そんなことをしたんですか?」

「そうだ。

 そんなに心配するようなことはしなかった。ただ、これからはジュースはよく確認して飲むように。いや、これからは絶対に水だけ飲んで!」

「・・・はい」

 

私はほぼ半分泣きながら呟いた。

兄は私に暖かく言ってくれたけど、デビュータントの日の最後が飲酒で終わるなんて・・。

 

「大丈夫だって、アイシャ」

 

落ち込んでいる私を励ますように、気分転換でもできるよう、一緒に朝食を食べに行くことにしてレストランに向かった。

ところが、廊下を歩いていた兄がふと言った。

 

「そういえば、ルーン神官が君に神聖力を使ってくれたんだ。体の調子がよければ幸いだね!」

「・・・・」

 

私は立ち止まってしまった。

 

「ルーン、神官様の前で?」

 

精霊王様の前でも酔っ払っていたのか・・・

これ以上はの王から受け入れることを拒否していた。

 

「アイシャ、実は昨日君と約束したことがあるんだ」

 

約束・・・?

彼はゆっくりと口を開いた。

 

「まず、イデンベルのことも、他のことも隠して申し訳ないと思う。それがあなたにそんなに心配をかけるとは思わなかった。

 昨日、君にこれから秘密を作らないと約束した。似たようなことがまた起きたら・・きっと君と相談するようにしよう。君の意見は私にとても重要だから」

 

そんな約束をしたのか・・覚えてないが、私は頷いた。

兄が私に秘密がなければ私もよかった。

 

「はい!お兄様!」

 

私たち二人はお互いを見つねながらにっこり笑った。

酒に酔ってたった一つでもいいことをしたのが不幸中の幸いだった。

 

 

___________________

 

 

そして私は光の精霊術を練習するために皇居庭園の深いところにきていた。

ルーとリミエを召喚し、召喚された二人はそれぞれの方法で私に挨拶をした。

 

「ルー、リミエ。私、新しい目標ができたの」

 

私は14歳。中級精霊を7歳で召喚しただけでも天才と言われている。

しかし、このままでは足りない。もっと強くならなければならない。

それでいつか、精霊王を召喚して帝国最高の精霊使いになれるように。

 

「一応短期的な目標は上級精霊を召喚することだ。

 そしていつかは・・・・・・」

 

 

私はにっこり笑った。私の感情に反応するように、精霊たちもにっこり笑った。

 

「さぁ、だから練習しよう!精霊力をもっと増やせるように」

 

精霊力を伸ばす方法はかなり単純で優しかった。ひとまず最大限精霊を多く召喚して親和力を高めることが1番目だった。

普段、いつもルーを召喚する癖をつけていたが、これからは大変でもリミエと一緒にルーを召喚しなければならない。

そうすれば親和力がはるかに増えるだろう。

 

「そして一度精霊魔法を召喚してみようか」

 

今まで私が精霊たちに頼んだことはほとんど簡単だった。

私を飛ばせて欲しいとか、光の力で癒して欲しいということ。

しかし、もっと私には強い技術が必要だった。

それが人を攻撃するための技術でもだ。

 

例えば、光の矢を飛ばすとか、あるいは光を一気に強く放ち、目をしばらくくらますとか・・。

私は思ったことをルーとリミエに熱心に説明した。

その言葉を聞いたルーが強烈な光を放ち、リミエが矢を放った。

どちらもかなり効果的だった。

 

「よくやった、二人とも!」

 

私は思ったより上手な二人の姿にウキウキと叫んでしまった。

そのように私が熱心に精霊たちと訓練していた時、後ろから木の枝がこすれる音が聞こえた。

 

「どなたですか?」

 

ここは皇居庭園の中でも非常に深い場所で、私の皇女宮にも近かった。

そのため、出入りできる人があまりいないのはもちろん、道が複雑で人々がよく知らないところでもあった。

 

「・・・私です、皇女殿下」

 

彼は私を驚かすつもりはなかったのか、素直に自分の姿を表した。

現れたのその姿に私は目を丸くしてしまった。

 

「ビオン公子?」

 

木がいっぱいのこの庭で、彼の赤い神はとても目立った。

青葉と調和し、まるで花弁のようだった。おそらく今は交代の休憩時間のようだった。

 

「こちらにはどんなご用件でしたか?」

「久しぶりに皇居庭園をさんぽしていました。昨日の宴会も振り返るのを兼ねて」

 

その言葉に私は顔を赤らめてしまった。頭の中で通り過ぎる一首事件のためだった。

 

「私が昨日もしかして何かご迷惑をおかけしませんでしたか?」

「・・・イシス様に少しお聞きしました。しかし、私はその場にいなかったので、心配しないでください」

 

彼の青い瞳はいつもとかわらなかった。

嘘をついて動揺する顔でもないように見えたし。

 

「それなら幸いです」

 

私が笑って言うと、彼の顔にもかすかな笑が浮かんだ。

 

「それより、ここで何をしていたのですか?」

「あ・・・精霊術のれんしゅうをしていました。実力をもっと伸ばすためです」

「そうですか・・・。あまり無理をしないでください。

 イシス様も心配していると思うし・・・・。

 皇女殿下は一人ではないからです。だからあまり無理する必要はありません」

 

「ありがとうございます」

 

「無理はしません。それでも最善をつくしてみたいです」

 

ビオン公子は、兄と違っていつも無愛想な方なので、話しにくい時があった。

それでも彼が私を気にしていることに気づくと、気分はかなりよかった。

兄の友達だけに、私も彼と仲良くなりたいと思っていたからだ。

 

「ビオン公子もとても忙しいと聞きました。

 応援しています。ビオン公子のそばにも多くの人がいることを忘れないでください」

「ありがとうございます」

 

私たちはそうしてお互いに向かい合って微笑んでいた。

 

「皇女殿下の練習の邪魔にならないよう、私はこれで戻ります」

「邪魔じゃないんですよ。しかし、忙しいでしょうからあえて引き留めません」

「またお目にかかりましょう」

「これからもお時間がありましたら、たびたびお越しください」

 

彼は頷いた、そうしてビオン公子は戻っていった。

楽しい出会いだったので、私は自然に口元に笑を浮かぶのを感じることができた。

 

そのあとも私は精霊術の訓練に打ち込んだ。

場所はほぼ皇居庭園の深い場所、あるいは皇女宮の裏にある小山となった。

 

誰もm助けてくれない、私がするべき役割。

しかし、それにもかかわらず、私は精霊がとても好きだったので耐えることができた。

そして、私が愛する家族の力になることだと思うと、いくら大変でもよりいっそう力を出すことができたのだ。

 

私が精霊術の授業に邁進したいと言うと、母はありがたくも私の日程をたくさん空けてくれた。うわさがどこまで広がったのかわからないが、私を応援する人も多くなった。

 

精霊たちと訓練をして手に余る時は私を応援してくれた人たちの顔を浮かべた。

ただ、やはりそれでも1日くらいは休息が必要なものだ。

ある日、特に体がだるくてなぜか外に出たくない日だった。

部屋の中にリミエとルーを呼んで休んでいる頃、それに合わせてルーン様が訪問したのは本当に偶然の一致だった。

 

 

 

 

つづく・・・!!

 

 

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アイシャは精霊王を召喚するために精霊術を練習しているみたいですね。

その前に上級精霊を召喚できるように・・

彼女は本当に努力をする子ですね〜

そしてビオン公子。小さい頃にチラッと漫画に出てきてますが、そこから比べるとかなりイケメンで無表情だった子供の頃とは違い、表情も豊かに成長したみたいですね!

 

 

当面は週1,2回の不定期更新になります。

またよろしくお願いします。

 

それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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