どうもこんにちは、mimoriです。

本日のネタバレ記事はコレビックリマーク

 

もう一度、光の中へ

毎週土曜日連載で、2022年7月17日現在ピッコマ・韓国版共に46話まで配信されています。

韓国・日本版は46話をもちまして第1シーズンが終了し、休載に入りました。

 

前回は、アイシャの友達ローズとクロエから手紙がきたところまで書きました。

今日はその続きです。

 

_____________

 

 

私はちょっと手紙を見ながら考えに浸った。

やはり気になる人が一人いた。

前回見た、アシュリー・ローラン令嬢の言葉だ。

 

「アシュリーはこの宴会に来るのかな?」

 

ローラン領地は南部でも隅、悪くいえば田舎なので消息が遅れる可能性があった。

 

「来たらいいのに。アシュリーもローズと和解したがっていたし・・」

 

幼い頃は仲が良かったという二人だ。

今度の機会にお互い和解するようになれば、この上なくいいだろうという気がした。

そして、もう一つ考えることがあった。

光の神殿の意図だ。

 

大神官を含め、光の神殿の神官たちは今回の夏至宴会を通じて、ルーン、ルミナス様の存在を表したがっていた。

次期法王としても言及されるルミナス様を「聖女」と呼ばれる私と一緒に立たせておけば宣伝用にちょうどいいだろう。そのついでに教勢がさらに拡張されればもっと良いだろうということだ。

純粋な心で神殿の祝福を受け入れることはできないのだ。

それだけ私はもう全世界で注目される存在になったから。

 

「最も重要なのは重心を失わないことだ!」

 

私あh方をまっすぐにする。私に最も重要なことを知って行動しなければならい。

家族、精霊たち、そして友達・・!

 

「頑張ろう、私はうまくできるよ!」

 

そうだねきっとうまくいく。何よりも。

ルミナス様が私の味方だから!

正確に私の味方だと格言できるわけではないが、それでもかなり顔を見た情があるのに私を無視するだろうか。

 

うーん・・

 

精霊に情という概念があるとすれば、言葉だ。

私がそう思って冷たいお茶を全部飲んだ。茶碗をテーブルの上に乗せるや否や、私に向かって降り注ぐ二つの声があった。

 

「皇女殿下、十分休憩はとれましたか?」

「さあ、またドレスを見ましょうか」

 

「・・・・」

 

今は神殿以前に、二人の前で重心を取らなければならないところだ。

私は心の中で涙を流して、ソファーから立ち上がった。もう一度働かなければならないようだった。

 

 

____________________

 

翌朝から母と父は私を皇帝宮に呼んだ。

デビュータントの準備は順調に進んでいた。

まだドレスを最終的に選べないでいるが、他の人の意見も聞きに行っているので、間もなく私のドレスが決まるだろう。

 

「今日は本当に天気がいいね!」

 

澄んだ空には雲ひとつなかった。まだ乾いていない朝露のおかげで、皇居庭園は爽やかな香りが漂っていた。

ふと、私の視線をとらえたものがあった。

皇居の広い空き地の前に見慣れなかった馬車がひとつ止まっていた。

その馬車はとても目立っていた。

 

「・・・あれは?」

 

私が急に立ち止まると、侍女たちも一緒に静かに立ち止まった。

 

「何かあったのですか、皇女殿下?」

「え?あ、なにも」

 

侍女が私に聞いてくると、私は首を軽く振った。

しかし、私の胸はすでにドキドキし始めた状態だった。

 

黄金色の太陽の置物、そして純白色の馬車、それは光の神殿で利用する馬車だった。

 

神殿から人が来たのかな?ではもしかして・・・?

もしかして、中にルミナス様がいるのではないかな?そのことを考えると、足取りが速くなった。

 

素早く歩いて、皇帝宮の前にたどり着いた。

父が私を呼んだところは貴重なお客様をもてなす時に使ったりする部屋だった。

飾られた扉が開かれ、私に向かって両腕を広げて立っている男性がいた。

後光のせいでその姿を見ることができなかったが、それだけでも私は胸が詰まるのを感じた。

 

しかし、そうではなかった。

 

「ああ、皇女殿下。本当に久しぶりにお目にかかります」

 

彼は私が期待していた人物ではなく、まさに光の神殿の最も高い位置に立っている者、大神官だった。

70歳近くになった彼は、慈しみ深い笑みを浮かべて私を歓迎した。

祖父の様に親しい彼が嬉しくないわけではなかったが、他の存在を期待していたせいで、私はぎこちなく微笑むしかなかった。

 

「久しぶりにお会いしましたね、大神官!」

「日増しに成長していますね。年寄りとしてはとても嬉しいです」

 

そのように行って、大神官はけらけらと笑った。

私はつとめて平静を装うとした。

 

大神官だったんだ、ルミナス様じゃなくて!

 

そう思った私が、父、母に挨拶をしようと首を向けた時だった。

その前の柱から一人が歩いて出てきた。

厚い柱が彼の姿を隠したので、私はやっと彼の存在に気づくことができた。

 

・・・・

 

その瞬間、私は言葉が詰まるのを感じた。

彼は白い新刊服を着ていた。

まるでその服を着て生まれたかの様だった。

私は何度も言葉に迷っていた。彼は私を黙々と眺めていた。ある帝国の皇女に対する態度では誠意がなかったが、それにもかかわらず、彼にはその態度が似合うようにする妙な迫力があった。

 

彼が一歩一歩歩くたびに、腰まである白金髪がゆらゆら揺れていた。

この世のものとは思えない美しい金眼も、その外見も相変わらずだった。

 

「・・・ル___」

 

私がうっかり彼の名前を曜日そうになったので、彼は私を見つめた。

そうではないよな目つきだった。私は彼の名前を飲み込んだ。

 

私がしばらく彼にとらわれて何もいえなくて、私の考えを破る様に母の声が聞こえた。

 

「アイシャ」

 

父の隣に座っている母親は、いつものように穏やかな笑みを浮かべていた。

その微笑みをみると、やっと私は現実に足を踏み入れた感じがした。

それほど、ルミナス様の顔に向き合っているのが魔法の様な気持ちだった。

 

「この方は今回新しく神官になった方だそうだ。今大臣と一緒に着いたばかりだ」

 

「私もいるよ、アイシャ」

 

ひょいっと誰かが顔を出した。私は瞬きをして、兄を見た。

 

「お兄様?」

 

兄は何がそんなに不満なのか、いつもよりぷくぷく見える表情だった。

 

「お兄様はどんなことでここに・・?」

「私もデビュータントの準備を手伝っているからだよ、アイシャ」

 

そう言って、兄は私の頭を撫でた。

私はようやく正気に戻った。

大神官も、ルミナス様も今回夏至宴会について話すために皇居に来たのはあきらかだった」

そして私も宴会の責任者であり、デビュータントの当事者として宴会準備について説明を聞くべきだと思ったのだろう。

明瞭になった頭で、私は真っ先に自分がすべきことに気づいた。

 

「おはようございます、お父様、お母様、お兄様」

 

人前なので、わざと礼儀正しく言った。

 

 

「このような場ができてとても光栄です・皇女殿下のデビュータントが開かれるということも聞きました。二重の慶事は特にないですね」

「大神官、あなたが祝福を他の人に先延ばしにするという話を聞いたときは、私はとても驚いたよ!」

 

その言葉に父が答えた。

 

「しかし、新しいひとがあなたの次期大神官候補だと言ったときは納得したよ。それに実際に直接見ると、尋常でない人だということが一眼でわかるね。名前が・・ルーンって言ったっけ?」

 

ルーン、姓はない。神官たちは皆神に帰依した者であるため、家族の一員であるという証拠である性を使わないのだ。

そのため、神官になる前の過去を尋ねるのも失礼だった。

神官になった瞬間、俗世も過去も捨てることを誓ったのですから。

しかし、それにもかかわらず、父、母、そして兄さえもルミナス様に興味が非常に深いようだった。

父が質問した。

 

「もともと貴族ではなかったのか」

 

 

家族が気にあんっている理由も理解できた。

ルミナス様から出る尊さのようなものは、まったく隠そうとしても隠せないからだった。

 

もちろん、彼がものすごくハンサムだということも一役買うだろう。

ところがその時、大神官の顔が強張っているのが見えた。

慈しみ深くて穏やかな普段の大神官らしくなかった。

 

「それは私が説明します」

 

彼はすぐにルミナス様の前に出た。まるで何かを隠そうとしているかのように。

 

どうして・・・?

 

私が怪しんでいた時、ルミナス様の形のいい唇が開いた。

 

「違う」

「・・・」

「・・・」

 

そしてその答えに、私たちの家族はもちろん、大神官さえもぴんとして固まるしかなかった。

 

「貴族じゃなかったと?」

 

父はそれを聞けなくて聞き返したのではなかった。

この町で言葉が聞き取れないわけもないから。ただ椅子の手台に置いた父の腕に力が入っていた。

あえて帝国の皇帝に目の前でタメ口を使ったのだ。いくらルミナス様が次期大神官候補とはいえ、現在大神官も父親に敬語を使っていた。

言い換えれば、今の行動は無礼でも非常に無礼であるうえ、直ちに処罰を受けても当然だという意味だ。

 

大神官の顔は白くなっていた。今になって大神官がなぜ焦ったのか、その理由がわかった。

おそらく今まで私が経験した様に、ルミナス様がだれにも敬語を使わなかったためだろう。新田ではそれが情状酌量になったかもしれない。

 

私だけでも、あえてルミナス様に敬語を聞くという想像するだけでも怖くて心臓が止まりそうだ。

しかし、問題は事情を知らない私たち家族だった。

 

血の涙が出そうだ。イシスはルミナスを今や睨んでいた。

その声には明白な敵意が宿っていた。

 

「ここにいる方々はこの帝国を率いる太陽と月、皇帝陛下と皇后陛下であろうと、あえてあなたがタメ口を叩くのか」

 

兄の言うことは一理あった。だがそれに全く気にしない様に、ルミナス様の平然とした声が続いた。

 

「神に帰依した神官にとって、神以外の人間は皆平等な存在にすぎないか」

 

「・・・・」

 

ルミナス様は返事を求めるように大神官を眺めた。

さっきよりももっと冷たい空気が流れた。大神官は口を大きく開けて驚愕していた。

 

その方もやはりいくらそれでもルミナス様がこのような大事故(?)を起こすと予想はできなかったようだ。理論的にはもしかしたらそうかもしれないが、言うべき場所が間違っている。

皇帝陛下の父にそんなことを言うのはまるで、あなたが路上の平民に等しいと言うのと同じではないか。

 

あああああ!!!

 

私は内心悲鳴を上げた。

父がゆっくり口を開けているのが見えた。私はその瞬間気づくことができた。

 

防がなければならない!

 

「あははは、本当に教理に忠実な神官ですね」

 

私が父とルミナス様の間でお互いを遮る様に立つと、父の開いた口が閉ざされた。

父は怪訝そうな顔をしていた。もちろん、それはルミナス様も同じだ。

 

「聖女として・・・」

 

これだ、私あh素早く呪文を唱える様にうまく訳した。

 

「はい、聖女としてこの方と一緒に神殿の教理について深く討論をしてみたくなるんですよ!」

 

「あ、アイシャ?」

 

「こんなに天気もいいですし、ルミナス様も見守っている様な美しい空の下で声が上がってはいけないと思います!お父様、お母様、お兄様、大神官様、私は聖女としてこの方と一緒に会話をしてきます!すぐそばにある祈祷室に行きます!」

 

「いや、ちょっと待って・・・!」

 

兄の当惑した声が聞こえた。

しかし、私はそれらをすべて無視したまま、いち早くルミナス様の裾を掴んだ。

そして頑として彼を率いて走り出した。

言い換えれば、逃げ出したのだ。

 

 

つづく・・・!!

 

 

_____________

 

 

デビュータントの準備が進む中、神殿からやってきたのは大神官とルミナス。

ルミナスの正体を知るのはアイシャだけなので、敬語を使わないのはわかるけど、大神官も皇帝に向かってタメ口を聞くルミナスに戦々恐々としてる様ですね笑い泣き

 

 

 

当面は週1,2回の不定期更新になります。

またよろしくお願いします。

 

それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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