どうもこんにちは、mimoriです。
本日のネタバレ記事はコレ
毎週日曜日連載で、2022年2月20日現在ピッコマでは84話まで、韓国版は85話まで配信されています。
韓国版は85話をもちまして第二シーズンが終了し、休載に入りました。
ピッコマも再開前に追いつくと思いますので、85話で休載に入りそうです。
※主要な物語部分以外と戦闘シーン部分はかなり省いていきます。
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切られた魔物の断面が、ペネロペ周辺に一つ、二つと落ちて積もり始めた。
まだ生きていたのでうごめいていたが、すぐ死ぬと思い、人間たちは大したことないと思った。
気づかないうちに一つの短い魔物がにょろにょろ動き、近くの他のものに届いた。
断面同士がくっついた。
それはまもなく、切られた跡が跡形もなく消え、もう少し長い魔物になった。
何度か繰り返した末、いつの間にか魔物は人間の半分くらいの長さになっていた。
「バカな女!」
歯のついた頭の断面までついていることを確認したイヴォンヌは口の端をあげた。
くっついて生まれ変わった魔物はゆっくり気を登り、誰にも気づかれずにペネロペの頭の上の長い木の枝の元に向かった。
魔物が目標の一つに到達したのを見たイヴォンヌは歓喜した。
これで欠片を回収すればすべてが終わる。ペネロペはすぐに殺さないだろう。
「でも、その憎たらしい顔をずたずたに引き裂くことはできるだろう!」
ペネロペは最も惨めな死を遂げるだろう。
その時、鋭いものが肉の中に食い込む音とともに、ペネロペを眺めていたイヴォンヌの目がかっとなった。
彼女はゆっくりと頭を下げた。
剣に刺された脇腹が赤く染まっていた。彼女は再び視線を上げて横を確認した。
震える青い目、彼女の兄、デリックが見えた。
剣で刺されたイヴォンヌがよろめいた。
デリックと向き合った彼女の目は、信じられないように大きく拡張していた。
「お___お兄様・・・」
どうしてと、イヴォンヌは唇を震わせた。
デリックはブルブル震える目で自分の手で刺した剣を見つめた。
やっと取り戻した妹を自分の手で刺していた。
「君は私の妹ではない。お前はいったい誰なんだ?」
「あの、イヴォンヌです。お兄様。お兄様が祭りの日にいなくなった妹ですよ」
イヴォンヌは笑っているか泣いているのかわからない表情で、もう一度デリックの罪悪感を募らせた。
_________ここからは有料記事になります_________
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つづく・・
3月4日発売予定!