どうもこんにちは、mimoriです。
本日のネタバレ記事はコレ
毎週日曜日連載で、2022年2月13日現在ピッコマでは83話まで、韓国版は85話まで配信されています。
韓国版は85話をもちまして第二シーズンが終了し、休載に入りました。
ピッコマも再開前に追いつくと思いますので、85話で休載に入りそうです。
※主要な物語部分以外と戦闘シーン部分はかなり省いていきます。
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イヴォンヌが侯爵邸に到着した時は0時に近い時間だった。
幸いにも空き馬車を運転して首都の外郭を一周させ、時間に合わせて帰らせたのが通じたのか邸宅は電気が消えていた。
庭を通りかかったところ、「遅かったね」と突如として千歩うから人の気配が感じられた。
玄関の暗影に立っていたひとがゆっくりと歩いて出てきた。
それはエカルト公爵だった。
公爵が手を挙げるや否や、庭から真っ黒な人影たちがゆっくりと体を表しながら近づき始めた。
周りを見回したイヴォンヌは、怖気付いた顔で公爵を見ながら、どうしなのかと聞いた。
公爵はもちろん、彼のそばに立ったデリック、レナルドさえ冷ややかな目で自分を見つめていた、
「イヴォンヌ、いくつか質問したい。慎重に答えてくれ」
白くなった彼女の顔色にも、公爵は冷たい目つきを解かなかった。
「今までどこに行ってきたんだい?」
「外出から帰ってきた後、ちょっと散歩している途中、森でうっかり寝てしまいました。それで慌てて帰ってくるところで・・」
「それじゃ、ずっと邸内にいたの?」
「ええ、はい、もちろんです」
「嘘をつくのね」
公爵が冷ややかに一喝した。
「空馬車が戻ってきたのを私が確かめた」
「その、それは・・・。実は、ちょっと用を足している間に、馬車が私を置いて先に行ってしまいました。それで辛うじて他の馬車に乗って裏門から帰ってきたんです」
「帰ってきた馬夫は基地外のようにしどろもどろだった。まるで精神系の魔法にかかったかのように」
イヴォンヌの言い訳に、公爵が突拍子も無いことをいった。公爵邸に雇われた魔法使いは、「馬夫を直す方法がない」と困惑した表情で首を横に振った。
「あのう、私は知りません!本当ですよ」
「あなたの言うことが本当なら、なぜ私に言わなかったの?」
「お父さん、夜遅くなりましたが、無事に帰ってきたからいいんじゃないですか。叱るのは明日にしてください」
何日間も眠れず、目が血走ったデリックが言った。
消えたイヴォンヌを探すために自分を召喚して騎士を集合させたのだと考えた彼の顔に深い疲労感が浮かんだ。
_________ここからは有料記事になります_________
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つづく・・
3月4日発売予定!