どうもこんにちは、mimoriです。
本日のネタバレ記事はコレ
毎週日曜日連載で、2021年10月9日現在ピッコマでは64話まで、韓国版は73話まで配信されています。
日本と韓国との差がだんだん近づいてきていますので・・砂時計みたいに2,3話くらいまで近づいたら休載になる可能性があります。
確かに解毒剤がないので、数日はまだ目が覚めないだろうと言っていたのに・・
なので侯爵邸に戻るまで目が覚めないと思っていた。
「・・・・お体は大丈夫ですか?」
「いや、大丈夫じゃない。
いやに痛いね、血管が焼けて節々を包丁で切られているみたい」
眉間を狭めて付け加える彼の言葉にギョッとした。
「い、医者を呼んできます!」
私は急いで身を翻したが、皇太子が握っていた手首を話してくれなかったため動くことができなかった。
「いいよ」
「でも・・・」
「どうせ何の役に立たないだろう。かりそめにも解毒草を吸うだけだ」
彼はきっぱりと首を横に振った。
「また聞いたことのない毒を手に入れてきたようだが、残念なことになった。もう少したくさん塗られていたら荒天の道に行ったのに・・」
彼は私の表情を見てにやりと笑った。
「そこに座って」
「起きたのを確認したので、もう帰ろうかと思います」
患者には休息が必要だったので、私は急いで部屋を出ようとした。
すると皇太子は、
「私のせいで死んだ人には、その程度のこともしてくれないのか。
さてさて、冷酷な女に他ならない」
「今起きたばかりだから、休息が必要だと思うので席を外して差し上げようと・・」
「いいから座って」
結局私は椅子に腰をかけてしまった。
[好感度:42%]
金色の髪の上のゲージバーがかなり上がっていた。
私は後になって、彼の好感度が40%を超えたことに気づいた。
「洞窟から抜け出して、何日経ったの?」
「3日が過ぎましたよ」
「明日狩猟大会も終わるだろうね」
すぐに状況把握を終えた皇太子が、ふと私に向かって片方の口角を上げた。
「意外だよ、公女。無常に放っておくと思ったのに。
おかげさまで今も命がある」
呆れた。倒れる直前まで私を捕まえて脅迫していたのは一体誰なんだ。
「・・どうして言わなかったんですか?」
「何を?」
「毒にやられたこと」
「言ったら何が変わるのかな?」
皇太子の問いかえしに私は口をつぐんだ。
知っていたとしても私にできることはなかったはずだから。
「前以て知っていたとしても、言わなかったはずだ。
「・・どうしてですか?」
「皇帝になるものは無欠でなければならないから」
私は少し唖然となった。2度目に聞く言葉だった。
ハードモードの中の皇太子は脅迫的に強い皇帝にならなければ大変なことになりそうだった。
「そんなにむっとして座ってないで、少し話そうよ」
「何をですか?」
「私がここに閉じ込められている間に状況はどうなっているのか、暗殺をそそのかした奴らを探し出したのか」
私はなんと答えたらいいのか悩んだ。
彼が倒れた後の出来事は本当に嵐のように過ぎ去ったから。
突然逮捕され、刑務所に閉じ込められたが、信じてくれる人なしに裁判が開かれ、そしてクエスト報酬で手に入れた「暗殺者の証」で状況をひっくり返して・・。
「裁判が開かれ、暗殺を蘇その子明日精力を明らかにしましたが、皇帝陛下はまだ戻っていないため、まともに調査が行われていません」
「まぁ、そうだろう」
カリストは予想したかのようにうなずいた。
「それで終わり?裁判では公女が証言したか?」
「はい、なんだかんだで・・・・」
恋人同士だったと供述していたことを皇太子に伝わると思うと、急に背筋が寒くなった。
「どうしたの?」
急に言葉を止めた私を見て、皇太子が目を細めた。
法廷に爆弾を投下した私は、狩猟大会がおわて、公爵邸に戻ったあと、門外不出の予定だった。
しかし、予想よりやつが早く目を覚ましたせいで非常に困り果てた。
「ご苦労様。考えてみると、今回の狩猟大会の間、公女の活躍が素晴らしかった。
皇太子を救った功労まであるのだから、当然褒賞を与えなければならない」
「そ、そこまでは・・」
「何か欲しいものはある?」
「いいえ、別にございません」
「欲しいものが一つくらいはあるじゃないか」
「あまりないんですが・・」
「そういえば、僕の髪色に似て黄金に熱狂するみたいだね」
「え?」
何か言葉がちょっと変だけど!
「黄金の箱をあげようか?」
「黄金の箱ですか?」
どうせ帰ったら使えないゲームマネー
たくさん持っていても使い物にならない。
私は未練の残る声でそれも断った。
「じゃ・・・一つお願いしたいことがあります」
「なんだろう」
「必ず聞いてくださると約束してください」
「どれだけ大きいものを求めているのか、ちょっと怖いんだけど」
「そんなに大したお願いではありません」
「じゃあ言ってごらん。今すぐ皇妃の首を取って欲しいというのでなければ聞いてあげるから。日にちは少しかかるだろうが、エレン侯爵まではかのうかもしれない」
「侯爵さんの首はもういいです」
そして私は本論を取り出す。
「あとでどんなことを知っても、私を殺すなんてやめてください」
「え?」
「どんなことがあっても、私を殺してはいけないと言っているんですよ。
褒美をくれるんだったらこれをください」
「はっ・・。
公女は私が血に溺れた殺人狂に見えるのか」
皇太子は呆れた顔で言った。
「普通、令嬢なら皇居にまた招待してくれとか、皇家の宝石などをくれと言うんじゃない?一体どうして他の令嬢たちはしない、そんなくだらないことばかりを選ぶんだ?」
「戦績があるじゃないですか」
「・・・・」
お澄ましげに言い放つと、皇太子は開いた口が塞がらなかった。
彼はしばらく考え込んでいて、ふと目を細めた。
「もしかして・・・私が眠っている間に裁判所で何かしでかしたのか?」
____!
今度は私の口が塞がった。
なんでこんなにも直感が冴えるのか。
「いいえ、違います。何をしでかすのですか」
「じゃあどうしてそんなことをお願いだと言ってしゃべるんだ」
「ただ、次の宴会で殿下と偶然出会った時、怒るかもしれない事態を未然に防止しようとして。私はその時本当に怪我をしたんですよ」
皇太子は不満そうな表情で舌打ちをした。
そして、かなり長い時間苦心して答えた。
「・・わかった」
「本当ですか?」
私は喜んだ。
「殿下の名前をかけて約束するんですよ!わかりましたか?」
「わかった」
確答を取り付けると、口元が自然に上がった。
やった!これで何度かは峠を越せる!
ここにきて聞いた知らせの中で一番いい知らせだった。
今回の狩猟大会を経験しながら感じた。
私がいくら✖️な奴らを避けようとして努力しても、メインエピソードの侵攻時には完全に避けることができないことを。
嬉々としている私とは違って、皇太子はどうも不愉快なのか顔をしかめていた。
「それがそんなにいいの?」
「もちろん!いいに決まってます!」
最も危険だった貴様から殺さないという約束を取り付けたのだから嬉しくないはずがない!
思わず満面の笑みがこぼれた。
「・・・あなたは本当に変だね」
彼は見知らぬ目で私を見つめながら独り言のように呟いた。
「本当におかしい」
[好感度:45%]
驚くべきことに、これでカリストはイクリスに次いで2番目に好感度が高い男主人公になった。
そして私は、このゲームが本当に狂っているような気がした。


長くなったので続きはまた次回〜
今週は毎日更新したので、また再び更新は現在不定期です。