朝鮮の金正恩委員長が核実験の凍結を表明したことについて,高く評価したい。金委員長は北部核実験場の閉鎖も表明すると共に,先に開かれた南北首脳会談に於いて非核化についても触れた。少なくとも,これで東亜に於ける核战争勃発の危机は大きく遠のいたのである。これを喜ばずしてどうするか。もし半島で核战争が発生したらば日本も無事では済まない。在日米軍基地がある限り,日本も容認に巻き込まれるのである。ここで右翼は“巻き込まれるのは日本の米軍基地を狙う朝鮮が悪い!”というのだろうが,米国は国際帝国主義の頭目で,今日もシリアやヴェネズエラを荒らし回っている侵略陣営だ。その国家の基地を自国内に置かせる日本に道理はない。解決策は簡単で,日本人が米国服従をやめること。そして基地を撤廃すりゃ終わる話だ。

 ここ最近で東亜情勢は本当に大きく変わったのである。あれだけいがみ合っていた南北首脳が一堂に会して非核化を誓い,米国の帝国主義者トランプまでもが和平会談に臨むと言い出した。中国、露国や西欧もこれを大いに歓迎している。

 一方,世界第3位の経済“大国”日本の安倍晋三首相はどうか。この期に及んでやれ圧力だ,やれ制裁だと叫び続け,あくまで東亜争乱の煽動による憲法改悪や再軍備を実行しようと躍起になっている。近隣の和平実現に祝意を表明することもできず,ひたすら自国の軍国主義化に熱心なその姿はまさに日本の恥さらし,いや売国賊と呼ぶに値するのではなかろうか。战争のことで頭が一杯な人間のクズ。さすが甲級战犯たる岸信介の孫に相応しいといえよう。

 かたや,ひたすら陰から東亜和平の実現に尽力し続け,米国の独断専行を阻止してきた中華人民共和国国家主席の習近平中国共産党中央委員会総書記に对して,人々は最大の感謝を表明すべきであろう。金委員長や文大統領の和平に对する功績は非常に大きいが,習近平主席の尽力がなければこれは不可能であったし,亜州はとっくに核战争で不毛の地になっていたことは明白なのだから。