万国人民団結せよ
{53F8B96E-86A3-4723-9D07-1D0B6C212451}



 昨日晩のことだが,トロツキー主義を奉ずる愚かな壊脳野郎がTwitter上で私に*文句をつけてきた。いわく,私が中国主導のRCEPに反对しないから,私は帝国主義と同類だそう。それだけなら許せるが,北京を帝国主義と言い放ったことは容認できない。

*トロツキストの文句
{AF217D15-2224-4C15-9C49-84F074DE8848}

{A820F0E0-D860-491A-9AF2-A8C248551D99}

{D7CDAECE-3358-402A-8348-5412668C586B}

 まず共産主義について基本的知識があれば,共産主義と自由貿易は何ら矛盾なく両立し得ることが分かるはずだ。
 マルクス主義によれば,人類が原始共産主義→封建主義→資本主義→社会主義→共産主義という段階を経て進歩するとある。だが,社会主義段階までは比較的容易であっても,共産主義の段階に達するのは非常に永い年月が必要となる。マルクス主義はこうも言っている。“生産力が極限まで発展して初めて,社会主義の段階は共産主義の段階へ達する”と。
 そして社会主義の1つ前段階は資本主義。つまり,“社会主義を完璧にするために”資本主義的要素を取り入れて生産力を増大させて行くことは必要不可欠なのだ。“完成された社会主義”はすなわち共産主義の段階に達したことを意味するから,資本主義の発展と社会主義の整備を同時に進めたら良いのである。もちろん社会主義を留保し資本主義が完全に成熟するのを待っても良いが,それでは資本家の天下が途方も無い期間に亘って継続され,その間も人民の苦しみは増え続ける一方だとなる。
 だから資本主義の成熟と社会主義の整備を同時にやろうというのが鄧小平同志に始まる改革開放政策、社会主義市場経済、中国特色社会主義であり,そこから波及したヴェトナムの刷新政策なのである。
 とりわけ改革開放を取り入れた中国では生産力の拡大が急速に進展し,空前の豊かさを手に入れることができた。それと共に社会主義の利点を活かした政策も進められ,人民は大きな恩恵を受けている。
 例えば教育。さすが社会主義国家,やはり学費が安い。中国は社会主義国家である故に,大学は大多数が国立であるのだが,1年間の学費は宿舎使用料も含め日本円にして15万円〜25万円ほどでよく,また学食は中国政府の補助金が出ているから,日本円にして5円〜20円で非常に美味しい小料理を食すことができる。一般的メニューも30円50円あればいい。とにかく安いし,美味しい。メニューも豊富だ。また性別平等も大きく進んでいる。
 また,かつて社会主義による半ば“強制的平等”が推進されたこともあり,性別平等の精神は現在も健在だ。女が家事をやるという固定概念はほとんどないし,男が家事をやったり,そもそも家で料理をつくらないという家庭も多い。女が毎朝早起きしての弁当づくりを強制されるようなこともなければ,日常生活に於いて化粧を強制されることもない。職場にしてもそうで,事務職の女性が無化粧素顔で出勤することはよくある話。また共仂きが当然となっており,女性の就業率も高く,女性自体が強いし自信と自律性に満ち溢れている。更に反邪教(邪教=カルトの意)教育がしっかりしており,科学が重視され,危険な宗教に惑わされる人民も少ないし,無神論者の数が多いのも特徴だ。
 こうして資本主義を発展させつつ,社会主義も整備するという方式こそが新時代に相応しいものであることは,もはや疑いの余地もないのである。
 また最初の話に戻るが,米帝国主義が主導するハゲタカなTPPと,中国主導の亜州RCEPは根本的に異なる。RCEPは卑怯な米国から自立した亜州経済圏を建設しようという試みであり,RCEPはあらゆる加盟国に多大な利益を与えてくれる。
 先ほど紹介したトロツキー主義者や,他には右翼なども“中国は今や社会主義を捨てた!”とか“共産主義者が自由貿易を擁護するとは何事か!”など頓珍漢的批判を叫び続けるようだけれど,無知が過ぎて笑えんね。
 まとめると“改革開放及び自由貿易協定は共産主義と何ら矛盾せず,むしろ共産主義実現のために重要な方式である”ということ。それを分からず“いささかでも資本主義的要素の利用は認めない!今日明日にでも蜂起してソヴィエト政权を打ち立て,完全無欠の革命を!”と訴える日本のトロツキスト(とりわけ革マル派)ら新左翼の連中は,脳子が腐れ切っている判断せざる得ない。