オンコード / 分数コード / スラッシュコード | ピアニスト石田みどりオフィシャルブログ EverLasting

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コード奏法をお勉強中の皆様飛び出すハート

 

 オンコードってご存知ですか? 

 

別名を、分数コードとか、スラッシュコードコードとベース音の間に斜め線(スラッシュ)が入っているから)とも言います。

 

 こういうやつですね↓ 

F/G Bm7/E A/C# ... 

 

スラッシュの左側に書いてあるのがコード 

スラッシュの右側に書いてあるのがベース音

 

という意味なのですが、右側に書いてあるベース音、鍵盤で見ると左側を弾くことになるので、コードを覚えたての頃は混乱しがちあせる 

 

咄嗟に迷ったら、とりあえず左に書いてあるコードだけ正しく弾けばなんとかなりますよてへぺろ

 

けど、やっぱりオンコードにすると、おしゃれな響きになることが多いので、ぜひ積極的に取り入れてもらいたいサウンドです音譜 

 

コードトーンの中の1音がベースになっている場合は、単純に和音の転回形と同じなので響きは大きくは変わりません。前後のコードとベースラインを繋げたい時によく使われます。

《例》C/E  Am7/G   E7/G#   など

 

ⅣやⅡm7 のベース音がⅤの音になっている場合、ドミナントの代替音としてよく使われます。

Ⅴ7sus4に9thを足した音とほぼ同じサウンドです。

《例》C/D   Dm7/G   G♭/D♭      

 

 

他にもフリジアン・コードといって、ドミナントコードのvoicingの部分だけを用いて(ルートひいちゃダメよバツレッド)、ルートの代わりに13thをベース音にしたサウンドもあります。

《例》G7/E  C7/A  B7/G# 

(これ分かりにくいから Vsus4♭9とか、Ⅳm6/9 の方がいいと思うんだけど?)

 

 

オン・コードはクリシェのようなベースが半音階で下がっていく進行の場合にも使われますひらめき電球

 

 

オン・コードのような奏法はクラシックの時代からよく使われていますが、ロジックにコードネームとして解釈していくと面白いですね ラブラブ  今回の解説、ぜひ参考にしてください!

 

 

 

すごーく久しぶりに動画アップしました音譜

 

R&Bの巨匠 Brian McKnightの曲の中で一番好きな曲 Another You 

 

何年も前からずっと弾きたくて、でも難しくて弾けなかった曲。

オンコードがたくさん出てきます。フリジアン・コードもビックリマーク

ぜひチェックしてみてください ラブラブ