白樺峠1
サシバとツミが峠に来ました
9/17
9月からの渡りの時期になると、白樺峠ではいろんな猛禽が北から南へ移動する様子が見られるということで、朝3時起きでやって来ました
峠に到着は8:40、駐車場はすでに車がたくさん停まっていました
私が鷹見の広場へ行く準備している間にも何台か通着しました
来る途中は晴れていましたが、峠の標高は1,650mくらいですから、谷の下からガスが登ってきます
鷹見の広場は階段状に観察席が設けられており、劇場のような形状です
すでに100人近くのカメラマンや観察する方が、席に着いていました
私は中段辺りの空いている場所に入りました
9時30分頃まではガスが谷から登ってきて視界がよくありませんでした
そんな中でもベテランの方は、「今下の方を谷に沿って飛んで行った」と教えてくれますが、私には全く見えません
どうやらほとんどの猛禽は、梓川に沿って白樺峠方向に移動して来るようです
主な移動経路は地図上のオレンジ色の矢印のような経路です
赤丸が白樺峠の鷹見の広場です
移動する猛禽たちは、奈川渡ダムの上空で上昇気流を捉えて峠を越えるようです
白樺峠に来る猛禽類の経由地は、竜飛岬→日本海沿岸→白樺峠→琵琶湖南岸→瀬戸内海→九州北部→五島列島→東南アジア、となるようです
もう一つのルートは、関東→伊豆半島→伊良湖岬→紀伊半島→四国→九州→南西諸島→東南アジア、となるようです
渡りルート上で標高の高い場所では、渡りの様子が観察できるようです
9:30頃からようやくガスが切れて、見晴らしが良くなりました
目視で何羽か確認できましたが、上昇気流が弱いようでかなり低いところを谷に沿って飛んでいき、峠までは上がって来ませんでした
飛んでいる鳥の種類は全く分かりません
この1年半でかなりの野鳥を覚えましたが、猛禽で知っているのはトビ、ノスリ、オオタカ、ミサゴ、サシバ、オジロワシくらいです
飛んている猛禽の見分けは全く分かりません
前日野鳥図鑑で予習してきましたが、全く役に立ちませんでした
ツミ
松本市街方向とその左右を絶えず見ていると、ようやく9:40頃目視で近づいて来る小型の猛禽を発見
なんとか撮ることができましたが、思っていたよりも飛ぶ速度が速くてボケボケです
峠の上で数回旋回して上昇した後、越えて行きました
11:10頃、小さな雲が広場の前を通過した後に、急に小型の猛禽が
現れました
そのまま上空を通過するのかと思ったら、一度大きく旋回して高度を上げて通過して行きました
12:30頃、前方に浮かぶ雲の手前に小型の猛禽が2羽確認できました
旋回しながらこちらに近づいて来ました
サシバ12:40頃、視界の左から小型の猛禽が飛んで来ました
上昇気流が弱いのか、旋回せずに軽く羽ばたきながら谷沿いに視線の高さを飛んで行きました
サシバが上昇気流を探しているようで、軽く羽ばたきながら斜面に沿ってかなり大きな旋回をしていましたが、上昇気流が見つかったようで途中からは滑空しながら小さな旋回をして上昇して、高度が稼げたところで一気に峠を越えて行きました