Gレンズといっても、ニコンのGレンズだ。
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昨年発売されたAF-S NIKKOR 50mm F1.4Gに引き続きAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gが発表された。
それぞれ、FXとDXの標準単焦点レンズに位置づけられる。
両レンズとも絞りリングが省かれているGタイプなので、古いボディでは使えないのが残念だ。

個人的にニコンのレンズはあまり興味がないが、35/1.8Gは少し気になるレンズだ。

とりあえず、発表された画像に撮影距離表示がないのが気になる・・・。
先月発売された70-400Gに2.0×アポテレを装着し、APS-Cサイズのデジタル一眼のα700等で撮影すると、35mm判換算で1200mm相当の画角を得ることができる。

本格運用するのはそう簡単ではないが、1200mm/F11相当の世界を体験するのは手軽になった気がする。
まあ、α900ほどの画素数があれば、トリミングで運用するのが現実的、今風かもしれない。

写真は、望遠レンズでとりあえず撮影してみたくなる被写体№1のお月様。
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70-400G+2倍テレコン α-SweetDにて
αのサポート&修理のページにアクセサリーの互換情報が掲載された。
過去のミノルタ製品と現在のαDIGITALとの互換情報はもちろん、その逆のソニーのアクセサリーとフィルムα、さらにはベクティスとの互換情報も掲載されているのが良い。

テレコンなどはミノルタ時代に3種類、そしてソニーのものと計4種類あるので結構組み合わせが気になったが、この一覧表を見ればよくわかる。これによると、70-400Gと2.0xAPOIIもマニュアルフォーカスながら使用できるようだ。
その他、ストロボ関連も種類が多いので役に立ちそうだ。
今日発売されたVS16-35ZA。
気になるレンズをチェックしてみた。

外観はVS24-70と似ており、気にしなければ間違えそうだが、VS16-35の方が全長が少し長く、レンズ面からの見た印象も異なる。
またVS16-35は、ズームで全長が変化しないのでVS24-70よりも取り回しが楽である。重量も僅かに軽い。

16mm側の四隅で周辺光量の落ち込みが見られるが満足できるレベル。ただ、周辺画質でもその部分で落ち込みがあるのが少し気になる。
しかし、歪曲収差はよく補正されていて画角を考えると満足できるものだ。


24mm以降は開放から周辺光量も十分あり、絞ると描写性能も良くなる感じだ。

個人的には十分満足できる良いレンズだと思うが、価格を考えると当然のレベルか・・・。
レンズは贅沢な仕様で非球面3枚、スーパーEDガラスとEDガラスを各1枚使用しているとのこと。
なんといっても、α900との組み合わせで撮影していると楽しいので満足度は高いレンズだと感じた。
一月発売予定だった2本のレンズの発売日が正式に発表された。

ネットでも話題になっていたが、29日ということだ。あと2週間余り。
十分な供給量が確保されているかどうか心配だが、今から写りも含めて楽しみだ。

特にGレンズ初の銀レンズ、「銀G」の性能が気になるところだが、αのHPに掲載されているMTFからはその描写性能に期待ができそうだ。

「銀G」は70-300Gと同じような暗黒ズームだが、その造りは70-300Gのそれとは明らかに異なり、はじめからGレンズ・高級レンズとしての役目を担っているレンズだと思われる。(まあ、手にするまでは何ともいえないが・・・。)その重量からも気軽に使えるレンズではないかもしれない。

一方、VS16-35はα用のツアイスというだけで、フィルムで使ってみたいと思うレンズだ。
17-35Gに変わるαの超広角高級ズームというだけで期待を寄せている。

気になるのは販売価格だが、これだけで今年のカメラ資金は消えてしまいそうだ・・・。
実際、今年はこれで打ち止めのような気がしている。
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α-DIGITAL IMPRESS-手順1
さて、αを購入すると気になるオプションのM型スクリーン。
フォーカスがつかみやすく、MFが楽しくなるこのスクリーン、どんな方に向くのだろうか?少し考えてみた。

1 今でもMFにはこだわりがある。
MFカメラ時代より、マット面でフォーカスの確認をしていた方で、あのザラザラスクリーンを体験したある方には、今のスクリーンは明るすぎるくらいだろう。
M型スクリーンを使用する目的は、基本的に大口径レンズ使用時のフォーカス確認の精度を高めることだ。現代の素通しスクリーンでは不可能なMFでの使用時は勿論、AF使用時においても、合焦音ではなく、ファインダー像でフォーカス位置を確実に確認することができる。
暗いレンズでは、昔の苦労が蘇るもののこれも楽しみになるかもしれない・・・。


2 ミリ単位でのフォーカス位置に拘る撮影をしている。
ポートレートなど、レンズの開放付近を使用し、さらにフォーカス位置が「睫」か「瞳」かに拘るような方にはこれは必須のスクリーンだ。撮影倍率が低くても開放付近で撮影する方には効果ありだ。逆に、人にフォーカスを合わす程度の認識・意識であれば、それほど拘る必要もないかもしれない・・・。


3基本的に廉価版(F値の暗い)レンズは使用しない。
ハッキリ言って、M型スクリーンは大口径レンズ用だ。
これはM型スクリーンの特性として、G型スクリーンよりも光の拡散性が大きい。そのため、スクリーン像が少し暗くなる。これは一律に1段暗くなるというものではなく、レンズの明るさによって少しずつ異なる。
体感的には明るいレンズでは気にならないが、暗いレンズになるほど更に暗く感じるようになる。

どれくらいまで許容できるかは個人差があるが、おおむね、F4のレンズまでは問題を感じないと思う。
後は、撮影する環境(明るさ)やレンズの種類、使用者のカメラ経験により異なるようだ。

よくSTF135の使用ではどうかということが話題になるが、正にここら辺が多くの方の許容限界点になるようだ。


しかし、根本的に確認しておくことは、M型スクリーンは大口径レンズの使用時におけるフォーカス精度を高めることを目的にしているということだ。
標準のG型でも大口径レンズをハンドリングすることは可能だ。しかし明るさを犠牲にしてさらにフォーカスのピークを高めたのがM型スクリーンなのだ。

フォーカッシングのし易さは、スクリーン像の大きさ、明るさ、そして拡散性で大きく左右される。M型スクリーンは、スクリーンが犠牲にした明るさを大口径レンズの明るさに求めることによって、拡散性を高めることができるのである。
よって、暗い(と感じる)レンズでM型を使用する場合は、必要な明るさを失っていることに気づいていないと無駄に苦労するかもしれない。

理想を言えば、レンズによって使い分ける。これが一番だ。
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α900/MC58mmF1.2(Aマウント改)にて撮影

購入したαは基本的にM型スクリーンに変更している。
所有レンズに大口径レンズが多いことと、人物撮影にフォーカス精度が必要だからだ。
しかし風景撮影やマクロ撮影においては、静物なので撮り直しがしやすいこともあり、人物撮影ほどフォーカス精度が必要としない場面も多い。

特にα900はもともとのファインダー性能が高いせいもあって、VS24-70はもちろん、その他のレンズでもM型に変更する必要性はあまり感じなかった。

しかし、昨年のオフ会(忘年会)でMCロッコール58mmF1.2(Aマウント改)を使用した際、M型スクリーンの有用性を思い知ることなった。

鷹の目ロッコールにおいては、標準スクリーンのG型では開放はもちろん、2段以上絞らないとフォーカスに自信が持てないのだ。(驚くべきことに、G型スクリーンでは、実絞りでF5.6まで絞り込んでもフォーカスに十分な光量が得ることができた。)
そこで、MC58/1.2をM型に交換した他のα900に取り付けると、明らかにフォーカスしやすいではないか!ん~、さすがM型といったところか。

特に不満のなかった標準スクリーンだが、大口径レンズを使用するにはやはりM型が良いということを再認識した出来事であった。

PS:ロッコールはやっぱり良い!このゆるい描写(やさしく儚い感じ)が大好きだ。
今日は書初めならぬ、撮初め。
今回はα900で雪の積もる山中に車を走らせた。

α900のグリップ部は予想ほどは冷たくなく、素手でもなんとか撮影するできた。
α900を使うようになって、少し写真撮影の仕方が変わったように思う。
インテリジェントプレビューを多用するからだろうか、一回の撮影枚数が減ったようだ・・・。

人影のない山の中で一人で撮影をしていると、突然の遭遇!
目の前に現れた黒い物体は、なんと、ニホンカモシカであった。
しばし、睨み合いながらも、数枚撮影・・・。
新年早々、予想外の出来事であった。

写真の出来は、雪が降り出す等、天候が読めずにイマイチであったが、貴重な体験ができた。
今回はニホンカモシカは人間に危害を加える動物ではないが、一人で撮影される方はこんな野生動物と遭遇した時には、どうやって対応するのだろうか・・・。
さて、今年最後の更新。

今年は月一の更新を目標にしていたが、何とか達成することができた。
一月からいきなり月末だけの更新、その他の月も危うかったが、α900の発表からは月一以上のペースで更新できた。
内容的にはイマイチな気もするが、まあ、ネタとしてはこんなものか・・・。

αユーザーとしては、α900の発売で充実した年だったと思う。
個人的には、マウントアダプターの利用を考え、5DIIが気になったり、タフネスボディのE-3の購入も考えているが、先立つものは限られているので、なかなか入手できない。
まあ、α関連の充実を優先しているとどうしても後回しになりますからね。

さて来年の更新は・・・。