週末に開催されたα900体験会の大阪会場へ行ってきた。

実機の発売まで2週間を切り、予約もしていることから、体験会イベントはどうしようかなあと思っていたのだが、結局会場へ足を運んだ。

会場では小沢忠恭氏の撮影した作品が展示されており、お馴染みの馬場氏と藤城氏のセミナーが開催されていた。

カウンターでは、α900実機を操作しながら係員と対話することができるという、パターン。
今回はα700の体験会に比較すると、α900に精通している方が少ないのかな、という印象を持った。
しかし、こちらの質問に対しての対応はよく、わからないことに関しては、その旨の返答の後、応対できる係員を紹介するなどしてくださった。

さて、実機で確認したかったのはやはりファインダー。
比較のためにM型スクリーンを装着したα-9を持参した。

一般的にα900のファインダーの良さは、「大きい」や、「明るい」などと表現されているが、確かにそのとおりだ。
だが、「大きい」だけならEOS-1DsMarkIIIにスペック上劣っている。「明るい」という表現は素通しのファインダーにも使われている。

しかし、α900のファインダーの良さは総合的な「品位」の高さにある。

実際α-9との比較では、すべての面においてAF一眼の最高峰といえるα-9のファインダーを凌駕していることを実感できた。

自分は眼鏡を使用しているが、α900のファインダーでは自分の眼鏡の歪曲が気になってしまうほど歪みがない。

また、明るさに関しても、α-9と比較すれば一目でわかるほど明るい。ファインダーを通して見た世界のほうがクリアに見えるのではないかと思えるほどだ。

先のファインダー倍率についてもアイポイント等の判断で決定ようだ。また、視野角についてはEOS-1DsMarkIIIを上回っているという。

デジタル一眼でこれだけ手間をかけたファインダーはこのα900だけではなかろうか?
α-9の時も驚いたが、このα900は今の時代を考えると更に驚いてしまった。