やっとラ行まで来た。
ら…頼(台湾にルーツがある英語の通訳者。仕事の連絡で家に電話した時、出てきた母親は余り日本語が通じなかった。)
り…李(元の職場での同僚で韓国人。奥さんは日本人。東洋人の顔をしているので日本語を話せても違和感が少ないがきっと日本語をあんなに上手く喋れるには大変な努力をしたのだろう。)
る…うーん、浮かばない。
れ…これも駄目。
ろ…またこれも浮かばず。
ワ行に進もう。
わ…和田(大柄な元職場の後輩。地方転勤の際、移転料を公共交通機関で積算していたのに自家用車を使ったのが問題になり総務課長ともめ、それがもとで辞めてしまった。四十半ばだったが再就職できたろうか。)
を…これは無い。

ん…日本人では浮かばないがアフリカにはンで始まる名前は沢山ある。ンジャイとかンブップとか。この二人にはアフリカで大変お世話になったが今はどうしてるかな。)


眠れないからと言って五十音順に名前を思い浮かべたが、結局、朝まで寝付けなかった。
いい関係の人もいれば、淡い思い出の人、もう忘れようと思っていた人もいて興奮した。