マ行まで来た。
ま…松岡(思い出すのも嫌な名前。旧職場のトップだったが今で言うパワハラオヤシ。そのせいで会社を辞めた同僚がいた。彼が辞める前、何度も相談を受けたが今なら団結して訴えていたろう。

み…南(実家の向かいの家。おじさんは医者だったが、一人息子は医師にはなれず医院を閉じた。その息子と言うのは幼馴染だが煙草を咥いながらいつも高校を遅刻していた。その彼の息子は何と入墨だらけの茶髪で夜な夜なバイク音を響かせてるのに驚いた。


む…村上(沖縄で部下だったが、だいぶ年上だった。奥さんは随分若いフィリピン女性。五十歳で子供ができたが大丈夫か。東京異動後も同じ部署になり、よく昼飯を食べた。その時、二十歳の子供がいると聞きびっくり。最初の結婚はアメリカ人だったそう。外専か。
め…目取真(沖縄で会った珍名さん。内地の印鑑会社の販売ケースをそのまま使った文具店で「日本人の上位200を網羅」とあったが沖縄では全く当てはまらない。
も…森川(涙なしでは語れない。部下として入って来た新入職員だった。熊本出身で奥さんは仙台の出。奥さんの実家が地震で壊れ自分の実家も熊本地震で被災した。かつ奥さんが癌で二人の子供を残して若くして他界。度重なる不幸が押し寄せ、掛ける言葉も無かった。

次はヤ行だが一気に書こう。
や…山野(職場の先輩だったが女性の管理職登用の動きにつられ組織のトップに上り詰めた。大きなハスキー犬を二頭も飼っていて転勤先で飼えるアパートを探す事が出来ず一軒家を借りたらしい。お父さんは元自治省の高級官僚らしい。)
ゆ…湯川(昔の職場の役員。出向で来ていたがあの頃、とても年配に感じたが今の自分は更に年上になったかと思うと悲しい。)

よ…吉田(旧職場の後輩で元気が取り柄だが少々生意気な所もあった。四人で真鶴へボート釣りに行った時、彼女だと言って同僚女性を連れて来た。早朝なので当然、男の部屋に泊まったのだ。しかし結局のところ二人はブレイク。人事課長は二人を重ねないよう異動させるのに配慮したと言っていた。あれから二十数年、二人共、独身のままだ


最後はラ行だ。