3年ほど前、なぜか下宿を探す夢を見た。それは明らかにアパートやマンションでなく下宿だった。
何件か物件を見て回った結果、決めた部屋が2階建ての家の2階の右側の部屋だった。そして奇妙にも部屋の壁はガラス張りで外から室内が丸見えなのだ。
大家さんに挨拶しょうとしたら何と学生時代にお世話になった守田のおばあさんが出てきた。そのおばあさんも私の事を覚えていたのか懐かしそうに笑ってその後の私の人生を尋ねてくれた。
もう50年以上前の事なのでご存命なら130歳ぐらいだろうが夢の中では相変わらず赫灼としていた。
一服して布団や家具を買いに出かけた。右も左も分からない街をひたすら歩いてお店を見つけると必要な物を買った。ところが配送してもらう段になって下宿の住所を知らない事に気付き手に持てるだけの物を持って帰ることにした。

でもどこを歩いても来た道が分からない。街並みはなぜか車が行き交う国道58号線沿いの那覇の街で片道3車線の大きな横断歩道を信号が変わるのを待っている。

大きなお城の様な建物が有り、行きは気付かなかったが、その後ろにやっと下宿を見つけた。

下宿に最初にやって来たのが昔、良く一緒に釣りに行った仕事では後輩だけど釣りでは大先輩の同姓の友人で翌日の早朝の出船に備え泊めて欲しいと言う。竿やらクーラーボックスで狭い部屋は足のふみ場も無い。2人であれこれ仕掛けをチェックしていたら私も連れてってと、後輩の女性が入って来た。2人で??と顔を見合わせどうしょうか迷ったが、ま、いいかと言うことで3人でゴロ寝した。

真夜中、目覚めるとその女性が私の顔を覗き込み何か意味深な笑みをみせている。

私はわ~~!と声をあげて目を覚ました。そこでこの夢が終わるのだが

その後、何度かこの時とそっくり同じ部屋が夢に出てくる。

そしていつもメンバーは違うが何人かで遊びに来るが、いつも私は帰り道が分からず泣きそうになる。そのロケーションは、ある時は那覇、ある時は世田谷、はたまた住之江…と色々。

今度この下宿の夢を見る時は迷わずに帰れる様に道を覚えておかないと夢の中でもストレスがたまって仕方がない。同じ部屋の夢を見るのはなぜか知りたいところでもある。