イージーアスペクトは調和的に働くと言われています。

しかし、少々疑問なのが、セクスタイルは「相性が良いと言えるのか?」という所です。

色々考えてみると「セクスタイルは関わりやすさには該当しない」という点が生じてきますので、

場合によっては「イージーアスペクトと言われているセクスタイルは本当にただの調和ではない」というのが個人的見解であります。


セクスタイルというのは、

その星座が大事にしているスタンスは違うのですが、受動的であるか、能動的であるかに共通点があります。


例えば山羊座だとセクスタイルが魚座と蠍座になるのですが、

受動的であるというポイントは一緒でも、

関心が「現実的」であるか、「感情的」であるか、

「行動的」であるか、「柔軟的」であるか、

「固定的」であるかはそれぞれ異なります。


山羊座と魚座で想定されるのが、

山羊座は現実主義で保守的ですが、

自主性はあります。

魚座は感情優先主義で保守的なのですが、

主体性というより人に影響されやすい傾向にあります。

保守的なのは似ているのですが、

山羊座は魚座に対し、「感情に揺れやすい人で冷静さがない」「甘えずに動いてほしい」

魚座は山羊座に対し、「事務的で冷たい人」「厳しくせずもう少し優しくしてほしい」という心理が働くような気がします。

リアリスト(山羊座)とロマンチスト(魚座)の違いによる「チグハグ感」です。


山羊座と蠍座は頑固なところはとても良く似ていますが、頑固になるポイントが変わってきます。

どちらも自分の「常識」に絶対的信頼がありますが、「不要なのか必要なのか(山羊座)」

「真実か真実でないかはもっと深くにある、

受容する必要性を感じる(蠍座)」というスタンスの違いがあり、

山羊座は常識的である為一般的な話は理解されやすいがなんとなく固い印象を与え、

蠍座は一般的に見ると非常識な部分もあり「変わっている」と思われることもありますが、

独特な理論には謎の説得力がある、という違いがあるように思います。


両方に言えるのは「自分の思想に対して信じており、他人の考えには固く柔軟性がなく、

気難しい性格」と言えると思います。

分かっているフリはしても、本当に納得することは少ないように思います。

「自分の中の信念」のようなものを大事にするからです。

ただお互いに「明るくはない」気質や、

「忍耐強く、マニアックである」部分は似ていますので、そこは理解出来る部分かと思います。

あとは山羊座が「無駄かどうか、効率的であるか」を優先するところに対し、

蠍座が「そういった部分を取っ払って、じっくり隅々まで観察して熟知したい」という部分は

全く違う性質とも言えます。

要はせっかち(山羊座)とマイペース(蠍座)の違いです。


山羊座は蠍座に対し、「不要か、常識的であるかどうかで考えたら真相が分かるのに」

蠍座は山羊座に対して「常識が正しさや真相ではない時もあるのに」と感じるような部分が出てきます。


90度ほどではない「苦手」意識を感じるところは、

150度に近い部分を感じます。

ぴったり一緒ではない「違和感」のようなものを感じる部分がある為です。


女性的である部分は、

男性的な「能動的」「衝動」等とは相反して、

慎重さ、保守的である部分として理解できるところもあるのですが、

求める心理や優先する価値観が

違うところに働きますので、

イージーアスペクトだからといって

「気軽に自然体でのんびり関わっていても問題ない」のではなく、セクスタイルには「意識的に理解する努力をしないと理解しにくい性質」という意味が存在します。


ただ、「受動的」か「能動的」かの

性質の近さのようなものは存在しますので、

違いを理解出来れば、ある一定の距離感で楽しめる部分が出てきます。

「友人」アスペクトと呼ばれる所以はここにあるような気がします。

相性は確かに悪くはないのですが、

下手に「似ている」と思っていると噛み合わなくなる部分があるように思いますので、

その辺りは注意していきたいところです。


なので、実際に本当の無意識的なイージーアスペクトというのは120度だけだと考えています。

60度、90度、180度はそれなりに相手との違いを理解出来ないと衝突することはあると思います。


30度は、自分の後ろの星座に対してはやりやすく(優位)に感じ、逆に前の星座には譲らないといけない部分が多く感じます。

なので、男女の関係でいうと、

女性が前の星座で、男性後ろの星座の方がスムーズで、

仕事の関係でいうと、

上司が前の星座で、部下が後ろの星座の方がスムーズな傾向になります。


関係性によってもその組み合わせがイージーか、イージーでないかも変わってくるのが、

相性占いの複雑さでもあり、面白さでもあります。