こんばんは。
今回は私がなぜ占いを学ぼうと思ったのか、
きっかけについてのお話を書いてみようと思います。
私が勉強するようになったのは22歳頃。
元々占い自体には興味がありましたが、
そこまで深く勉強するほどではありませんでした。
昔は太陽星座だけでなんとなく相性を理解している部分があり、
恋愛で相手を選ぶときも「この星座だから合いそう」とかなんとなくふんわりした選び方をしていました。
「合う」というのも、太陽が120度であるかどうかを重視していました。
悪くはないんですが、120度は調和的である影響で友達関係に多い組み合わせだったり、
相性の良し悪しは、
女性で大事な月星座の相性、金星の相性はしっかり見ないと分からないですよね。
そういった相性についての誤解を持ったまま、
22歳の時とても好きだった人から一方的に振られることがありました。
交際期間が短かったので、相手が本当はどういう人なのかも分からず、ただただとてもショックで、「復縁したい」とその関係を復活させることに執着していました。
当時母親から占いに行ってみたら?と勧められ、初めて行った占いでみてもらった際に
「この人は遊び人」「自立していない、重い女は嫌い」とキツく言われて逆にショックを受けて、
泣きそうになりながら家に帰りました…。笑
確かに今、彼のホロスコープを読むと「遊び人」のような気質はちゃんとあります。
「姉御のような、思い切りが良くあっさりとした女性」が彼の好みのイメージであることも出ていました。
しかし、優しい部分もあるが、
ズルい人という要素、理想を抱きやすく、
繊細な部分があり、その影響で女性を大事に出来ないという要素もあるので、
「遊び人」という要素だけを強く言われると、
結果とまた違うニュアンスになりますし、当時の私は「あの人の優しさすらも嘘だったのか?」
「やはり私が悪かったから嫌われたのか?」
と悲しくなってしまったのです。
もう占いなんて、傷つくし嫌だな…と占いを嫌いになる(というか疑心暗鬼になる)時期があったのですが、
「最後だから」と勇気を絞ってとある先生の鑑定へお伺いしました。
その先生の占いは「事実」でありながら、「色々なニュアンス」まで伝えてくれるので、
的確でありながら優しい鑑定でした。
時折先生の優しさに泣きそうになり、辛い気持ちが癒やされたことを今でも覚えています。
最初に占ってくれた占い師と同じ
西洋占星術でしたので、
「どうしてここまで違うのか?」という疑問を持ち、そこから勉強するようになりました。
さらにその先生へのリスペクトがあり、
何故ここまで当たるのか?どう読んでるのか?という興味が湧いたとかいうのも大きな理由の一つです。
「復縁」は難しいテーマの一つで、
占いに来る側は「復縁を運によって出来たら良いな」という受動的な理由であることが多いように思います。もう一度傷つくことが怖いから、というのもあるのでしょう。
しかし、その人が幸せになる方向性として考えると、
「ありのままの自分の感性を大事にしてほしい」と思うのです。
恋愛している時は相手を手に入れる事に執着しやすくなりますが、結果的に自分の本能が何を求めているのか?ということです。
結婚したいのか、愛されたいのか、遊びでもいいのか、等。
その本能的欲求を無視して、目標(執着)を優先してしまうと結局苦しくなるだけのように思います。
実際その時期の私は「どうやったら相手に好きになってもらえるか」をベースとして生きていました。
しかし、「ありのままの自分を好きになってほしい」と思うようになってから、
本当の恋愛や愛情に気付けるようになったと思います。
占いで恋愛相談を見ることはとても多いですが、
「相手に好きになってもらえるか」と「その人が幸せなのか」がイコールではない関係性は多くあります。
もし愛されて幸せになりたいのなら、「努力した自分を好きになってほしい」という気持ちではなく、
「本当に思っていることを伝えても引かずに受け入れてくれる人を見つける」方が良かったりします。
よく占い師がこのようなことを言っているのを見て、「彼の方が好きなんだから彼と付き合うのが幸せに決まってるでしょ!」「自分を変えて彼に好きになってもらう努力の何がいけないの!」と
お怒りになる方もいらっしゃるでしょう。
かという私もそのようなタイプでした。
このテーマは人から説教されたり、言われて変わるものではなく、「自分で気付くタイミングがあるか」ということが変わるきっかけとして重要だったりします。
相手の気持ちを理解して寄り添い方を「変える」というのはとても素晴らしいことですが、
相手のために「演じる」、となるとまた話が変わってきてくるのです。
いずれにせよ、「吉凶」ではなく、
占いを受けた側が「理解」出来る占いをする方が私は傷つけず癒され、前向きになれるのではないかと思います。
妄想的な夢を与えるのではなく、
勝手に全て決めつけるのではなく、
自分で考えて自分で選んでもらう占いが出来る鑑定士でありたいという思いは今も強くあります。