蟹座について考察してみようと思います。
私は山羊座なのですが、
蟹座というのは自分と相反する性質を持っているとハッキリ自覚している部分があります。
蟹座は女子中学生と母親の性質両方持っているという説がありますが、
まさに山羊座が両方持っているようで持っていない部分でもあります。(老人、父親なので)
蟹座というのは、まず人のために何かするということが行動原理になります。
「人」というのは自分が守りたいと思った人に作用します。
特に自分より弱い人、保護が必要な人には関心が向きやすい傾向があります。
「何となく相手に合わせてこうしといた方がいいかな」というサービスではなく、心配症や思い遣りが裏付けになったサービス精神の行動原理です。
そこが天秤座とは違う性質です。
優しい性質を持っているのですが、
「自分がこんだけしてるのはあなたが大事だから。あなたも私が大事なら同じようにして欲しいし、感謝してほしい」という、
やや「恩着せがましい」部分もあります。
乙女座も見返りを求める気質ですが、
乙女座は「礼儀」としての欲求で、
蟹座は「愛情や感情の共有」としての欲求です。
さらに、記憶力があり、噂好きな部分も蟹座の特徴と言えます。
なので、よく言えば優しくよく人の気持ちの動きに気付く敏感な人、
悪く言えば優しい部分に信用しすぎるとかえって相手の幼さにびっくりさせられることもある人という感じでしょうか。
とはいえ、やはり「保護」や「受容」の能力は山羊座にはない素敵な部分だと思います。
感情を共有することに苦労しない気質と言えます。
山羊座は目標を遂行するための行動原理です。
牡羊座とも似ていますが、
牡羊座の「やってみたい」「1番になりたい」
という好奇心より、
「自分の目標を追ってる時が楽しい」という感覚です。
目的に対しての執着心が強く、
感情がしつこい人、に見えるかもしれませんが、自分の目的を遂行するために行った後の感情にはそこまで粘着的ではないタイプだと思います。
なので、仕事で目的を遂行するために、
自分が決めてしたことへ感謝されると、
例えそれが人のためになっていたとしても、
「え?何が?」「遂行する為に必要だっただけだから、別に感謝しなくても良いよ」となることは多々あります。
逆に目的を遂行するために邪魔になるものを妥協して優先した場合は感情的になるケースもあるかと思います。または、人が「やるべき」ことを「やっていない」故に負担を被るのは大嫌いです。
誰かが手を抜いた場合、山羊座は大抵気付いている事が多いです。
要は個人的感情の管理とも言えるでしょう。なので「ドライ」なのだと思います。
他人の感情の干渉や管理はしたくない、事実や現実優先型という部分があります。
それは感情の共有が苦手な部分にあるのだと思います。
人の感情を優先すると、目的まで遠くなるからです。それが山羊座からすると恐怖になるのだと思います。
(蟹座は目的を優先すると、人の感情を受容出来なくなり、人間関係が悪くなることに対して恐怖を感じるように思います。)
山羊座は「やるべき」ことをやったと思っている場合、見返りを求めてこない部分や、他人に対して「助けたから助けてね」という甘えの精神に抑えがかかるのですが(もし山羊座が助けてという場合は「あなたは私を役割上、助ける必要がある」と言う考えが多い)、
蟹座は「やるべき」ことをやった場合も、「やってあげた」と思うところや、
「前助けたから助けてほしい」
「なんでやってあげたのに、わたしの時は助けて貰えないの」という部分があるように思えます。
もしくは、不満を持つ思考のサイクルとして、
山羊座が「やるべきことが滞って出来てないからやってあげた」と考えるのと、
蟹座が「心配だからやってあげた」と考える違いなのかもしれません。
山羊座の行動原理が「やるべき」、
蟹座が「心配だから」と考えると、
何故割り切りがつくのか、つかないのか、
厳しくなるのか、受容するのかが分かる気がします。
蟹座要素が多い後輩が、上司から「やりにくい」と言われていたことがあり、
私も初めは「やるべき」ということを
その後輩に伝えると極端に反発して不満な態度をされることもありましたが、
「助けてほしい」スタンスで伝えると、
急に協力的でやりやすくなったのです。
また、私が他の上司から何か言われた時は、
「大丈夫ですか?」とすぐに声をかけてくれる性質でした。
蟹座要素が多い人には「べき」で伝えず、
「有難う」や、「お願い助けてほしいの、わたしも助けるから」というスタンスの方が仲良くやれます。
まあ、星座問わず言えることかもしれませんが、
山羊座だと「やってもらう必要性があって、
ここを代わるから、ここを代わってほしい」が
ベストな気がします。
「気持ち」だけだと明確さがないので、
実務的な信頼関係が必要な星座とも言えます。
むしろ「気持ち」だけは迷惑だったりします。
(そんなの要らないからちゃんとしてほしい、という考え方)
あと、心配だから聞いてあげる、というのは山羊座はあまり得意ではないジャンルだと言えます。
人の話を聞いた時にその感情が「無駄」か「必要」なのか、「社会的、論理的に正しい」のかをまず考えてしまうからです。
何故か山羊座に気持ちを理解して欲しくて相談したのに、説教されたという経験がある方はそういう性質が故だと思います。
逆に言うと、山羊座は噂話にあまり興味がないという部分にも通じます。
蟹座は「心配だから聞いてあげる」というのはむしろ得意でやる性質にあるように思います。
その人の話をそのまま「受容」出来る部分があるからです。
しかし、相談されたことを他の人に話してしまう部分もあるように思います。
共有力という影響なのかもしれません。
山羊座が人の話をする時は「愚痴っぽい」ところが多いですが(何故そうなったのか、ちゃんとこうやるべき、等)、
蟹座が人の話をする時は「噂っぽい」雰囲気であるように思います。
(〇〇さんこんな感じだったよ、こんなこと言ってたよ、等)
特にどちらが良い、悪い、という話ではなく、
性質についてのお話でした。
逆に蟹座の性質を実際多く持っている方がいれば、ぜひコメントで教えてください。