(続)『ルンハ』とは? | トヨダミノルの実の無い日記

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前回の日記に続き…

『ルンハ』とは?

しつこいけれど、

『ルンヒャン&ハ・ミョンス』の略称。

ルンハ。

この言葉を使うのは、まだ僕くらいですが…。


たまに誤解してる方も多いので、簡単に説明をしておくと、
シンガーソングライターである『ルンヒャン』と、
民族弦楽器ソヘグム奏者『ハ・ミョンス』さんによる、
共同名義のアルバムが、『Asia monsoon』(11/3発売)です。

2人組のユニットではないんですが、普段からよく一緒にやっている気心しれた音楽的恋人。

本当の恋人ではありません(笑)


『Asia monsoon』
アジア・モンスーン。
アジアに吹く季節風。

ルンヒャンがプロデュースするダイナミクスに溢れた幅広い楽曲の数々を集めながらも、
トータルアルバムとしての意識の高い、まるで架空の映画サウンドトラックのような作品。

アコースティックからバンドサウンドまで、多彩なアレンジを纏いつつも、
詩の世界によって表情を変幻自在に変えるルンヒャンの歌声と、
その歌に寄り添うようなソヘグムの音色が印象的であり、
インスト楽曲も多数含まれる、叙情的でジャンルレスな一枚。


…と言うのが表向きの説明。

まぁ、言葉で説明してもしゃあないけれど。


『Asia monsoon』

彼らが昔からやってきた事の等身大の作品。

クラシカルでありながら、大陸的な広がりを持った音像は、彼らのアイデンティティから来ると説明するには、
非常に安直過ぎるほどに、どこまでも自然。

どんな肌の色の人間であれ、誰しもが触れたことのある包括的な意味合いでの『童謡』の響きを有しているのが最も特徴的。

あなたはピアノのペダルが軋む音を聴いたことがありますか?

ミュージシャンなら誰しもが聴くその「音楽的な掠れ」も、きちんとチョイスされています。

膨大な楽曲をiPodに入れて、知らないうちにdelete(削除)されてしまう音楽ではありません。

「音圧」だけを追い求めた先に、音楽の響きはありません。


西洋がハーモニーと理論を、
アフリカがリズムとグルーヴを培い育み開花させたように、
東洋人である我々にも、我々にしかなし得ないナニカがあるはずです。


触れてください。

音楽は単なる情報の一つではありません。


ルンヒャンは、
アルバム『Asia monsoon』の収録曲である「SISTER」の中で語りかけます。

『一生の中の一瞬を、少しくらい失ってもいいんじゃない?』


小難しいことは何にもないんです。

『○○を彷彿させる…』ってお決まりのコピーもないんです。


簡単に言うと、
『ルンハ』な感じです。

ルンハ

ルンハー

ル・ンハ~

ルンヒャン
http://rung-hyang.jp/

ハ・ミョンス
http://sohegum.com/