◆エイミアンナプルナ @Our Songs | トヨダミノルの実の無い日記

トヨダミノルの実の無い日記

色んな角度で楽しめればそれでいいのです。

お待たせしました。


イベント『OurSongs~感謝祭』が終わって、2週間。

トヨダミノルの実の無い日記
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レポート(ブログ)は新鮮なうちに書くのが鉄則かもしれませんし、
もう熱もスッカリ冷めてしまってるかもしれませんが、
ウェブ・ログという意味も含めて、
いつでも振り返れるように記録として残しておきます。


さて、
濃厚な1stセットが終わって、
スプーマキッチンズによる炊き出しメシ!

しかし、まぁ…「炊き出し」って言葉!

ネーミングはアミイゴさん。

僕も池袋の公園で炊き出しの現場に遭遇したことがあります。

言葉自体は悪いとは思わないけど、
所謂オシャレなカフェライブでは使わない単語でしょうね。

そんなアミイゴさんのセンスには敬服です!


スプーマキッチンズについては、後日まとめてお話しますね。


後半の説明をずっと考えてたんですけど、
結局は言葉にしきれない部分も多くあるのかもしれないと思いました。

稚拙な表現しか出来ないんですけど、
観に来てもらえた方も、
来れなかった方も、
色々と想像してもらえると嬉しく思います。


前回までのお話。

【1st】
◆nappo(Taja)
1/ 木塊
2/ you gotta be(feat.Hiro-A-Key)
http://ameblo.jp/minock/entry-10225579763.html
◆Hiro-A-Key
3/ Open Your Eyes ~ This Thing Called Love
4/ Smells Like Hiro-eli(feat.eli)
http://ameblo.jp/minock/entry-10226735596.html
◆michiko(baby tears)
5/ ボスエリソング(feat.しー子&you-ta&まーと)
6/ Hello,Good-Bye(feat.cifa&しー子)
http://ameblo.jp/minock/entry-10226750646.html
◆cifa
7/ 風
8/ YES!(feat.ルンヒャン&Hiro-A-Key)
http://ameblo.jp/minock/entry-10228256149.html


初めて知った方に簡単に説明をすると、
先日の3/14に、渋谷のspumaというカフェで、
基本的に第2土曜に開催している『OurSongs』とイベントに出演してきました。

ちょっと誤解している方もいるので正しておくと、
オーガナイザーは、イラストレーターでもある「小池アミイゴ」さん。

僕はアーティストさんのブッキングと演出を担当したと言えば分かりやすいですね。

決して広くない店内で、
9アーティストさんを2曲ずつ繋いでいき、
全20曲、
ここでしか見れないアーティストさん同士の共演もあり、

…という内容でした。


その後半、2ndのお話をしていきます。


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1stでは、
今までに実現しなかったシンガーさん同士の共演をまとめました。


菜穂さん(Taja)、みちこ(baby tears)、cifaちゃんは、
最近、某アーティストさんのバックコーラスで一緒に武道館に出てたし(笑)


フィーチャリングの天才児、Hiro-A-Key君は、
みっちゃん、cifaちゃんとの絡みが以前からあったんで、
菜穂さんと歌って欲しいという狙いもありました。

そこに…Hiro-A-Key&eliさんのデュエット。


いや、お腹いっぱいでしょう。
だって濃いコイ!!


1stでは、唄で繋げた物語でしたが、
2ndでは、お馴染みのアーティストさん同士の共演の熱で以ってして、
もう少し深く掘り下げた情景にしたいと思いました。

先に言うと…

エイミアンナプルナ&タカツキ
ルンヒャン&ハ・ミョンス(ソヘグム)

この2つのペアは、いつも一緒にやっているアーティストさん達なので、
互いのコミュニケーションに時間はかかりませんでした。


もっと色々なペアを実現することも出来たし、
その組み合わせによって、刺激的な化学反応が起こることも容易に想像できましたが、
ここはあくまでもお馴染みのペアにすることに、逆にこだわってきました。


◆エイミアンナプルナ

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1/ アクエリアス
2/ 500マイルの未来に咲く花(feat.タカツキ)



2ndセット目の1番手を飾るのは…エイミアンナプルナ!



エイミが名前で、
アンナプルナがファミリーネームだと思ったらいいのかな。

だから通称、エイミちゃん。


いつもの彼女は、
鍵盤の弾き語りスタイルか、
最近だと「Amijeos」というバンドと一緒にやることが多いみたい。


実は、そのAmijeosでウッドベースを弾いてる「ソエさん」も観に来てくれたりして。
(感謝です!!)


エイミちゃんにはね、やっぱり立って歌って欲しかったのが一番の目的だったんです。

エイミちゃんバンドで何度か一緒にやったけど、
ピアノトリオのスタイルで、自身が鍵盤を弾きながら。


彼女の最大の魅力は、
その『妖艶』という言葉がもっとも似合う…『動き


ダンサーさんだしね。
ライブ前のストレッチなんか、
いつものことながら凄いわけです(笑)

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彼女のその独特のボーカルスタイルと唄の世界観は、
一般的というよりは異質なのかもしれません。

これを懐古的と言うか、レトロと言うか、
僕は言葉を知らないし、巧く言えませんが、

その世界は決して安易に作られたモノではなく、
彼女自身の、良い意味で屈折した感性から来るのでしょうね。

匂いのする唄って、あまりありません。
大好物です。


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浸水直後の街に魚達踊る

地下鉄通路の上に男達浮かぶ

三角定規の先を 指して目指して

酸欠モードで泳ぐサブマリンで


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普段のエイミちゃんは、本当に普通の女の子で、
むしろ、普通過ぎて笑えるくらいの女の子です。

そんな彼女の魅力を、剥き出しにすると言ったらオコガマシイですが、
何かの勝負の場所にしてみたいとは思ってました。


今回のイベント「OurSongs」の裏テーマは『引き出すこと』


その意味で一番成功したのは、エイミちゃんだったかもしれません。

事前のスタジオリハーサルでは、(毎度の事ながら)飄々とした彼女。

観衆(お客さん)の前においてこそ本領発揮することにおいて、
一番の飛躍があったのはエイミちゃんでしょう。


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彼女の多くのオリジナルの中から僕が選んだ曲は

『アクエリアス』


彼女のオリジナルアルバムのタイトルトラックで1曲目だったかな。

アンナプルナ節全開の曲で、
彼女を魚とするならば、まるで海のような曲です。

リハではギターでやるのか、ピアノでやるのか、
少し悩んだ曲でもあったんですが、結局、ピアノでやる事に。

サビあけのクラップ(手拍子)は飛び道具です。

鍵盤のヨシズミさんと一緒にやる時は、よく僕がやる(やってしまう)のも、
彼の見た目がラテン・フレーバーだからなのかどうか…


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これは後で聞いた話なんですけど、
エイミちゃんをよく知るシンガーさん、
eliさん、菜穂さん、ルンヒャン他、
みんなが「エイミちゃん!スケベ!カッコ良かった!!」と、
まるで口裏を合わせたように言ってました。

基本的にシンガーさんって、エゴが強い人ばかりです。
エゴがなければ、人前で歌うなんてことはできないでしょうね。

その人たちが、社交辞令ではなく誰かを褒めることは正直ないんですけど、
それもこれも、エイミちゃんの本気パワーが良い形で表現できたからでしょう。


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女性シンガーさんはこれだから怖い。
こんなに素敵な背中を見ていたら、
好きになっちゃうから気をつけないといけません。

もうちょっと一緒にやりたかったって感じました。


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そぉ~して、そして、

エイミちゃんのダニー・ハサウェイ的存在の


タ…

タカ…

ツー…

キ!


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二人は、iLalaと言うユニット名義でもやってます。


やる曲はもちろんあの曲。

『500マイルの未来に咲く花(feat.タカツキ)』






こんなラブレターをもらったら恋におちそう。

色オノコ、タカツキタツキ!!


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私の歌った歌を憶いだしてください
私の書いた手紙を読んでください
私の掌のぬくもりを感じてください
それは全てあなたへの賛美に間違いはない

たくさん まさに星の数の中で一番というとても陳腐で簡単な言葉でさえ
心の深い所に響く あなたや私はその喜びの音を聴く
言葉は繰り返せばいつか忘れてしまう  
ものは所有すればいつか失ってしまう
そのとき私たちは何でもって伝えよう 
昨日と今日ではもっと今日がそうだよという事を

どれくらい伝わっているのでしょうか  
この絶え間なくささやかでずっと続く感情は
どれくらい伝わってくれるのでしょうか 
私にとってあなたが美しいという事は


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ここで、エイミちゃんが答える。

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はい 憶えているよ 歌ってくれた歌 
あなたと歩いた夏の景色も
そう 私の海に 初めて朝に 
あなたの太陽がのぼった空の事
言葉では伝えられなくなった優しい気持ちも
たゆまず届けて やすまず伝えて 
500マイルの未来に


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どうです、咲いてますか?

500マイルの未来に咲く花。


この一節だけでも、タカツキ君のヤバイ世界が広がってます。


誰かに寄り添うことは、
誰しもが求めることであり、
何よりも難しいことです。


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唄の中での恋愛があるとしたら、
エイミちゃんとタカツキ君、
まるで老夫婦のように手を取り合っているのです。

当人たち、
現実には全くそんなロマンチックな関係にならないのも興味深い(笑)



非常にピンポイントでありながら、
それでいて普遍的な唄の世界と表現。
妖艶であることの必然性と自然性を、
肉体というフィルターを通して体現しているエイミちゃん。


これがライブの醍醐味ってヤツですね。


エイミちゃん、
得てして集中しにくい2ndの一番手。

キュッと引き締めてくれて、
大きく包んでくれて、本当にどうもありがとう。

また今度一緒にストレッチしたいね。



●AMY ANNAPURNA(iLala)
エイミ・アンナプルナ(アイララ)

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