先日
(…いや もう半月も前か… )
月に一度の診察があり
動物病院に行ってきました
てんかんのお薬は
30日分処方されるので
お薬がなくなる頃
病院に行って診察
という感じになります。
この時 待合室には
私の他に お2人いらして
診察室に入ってるワンちゃんが
診察に時間がかかっていたので
しばらく待たされていました。
待合室の 私以外のお2人は
私より少し上の年代なのかな〜
お2人とも 品がよさそうな奥様で
話し方はとても穏やか。
友達同士ではなく
今ここで初めて会った人同士
という感じでした。
お2人は椅子が隣同士だったので
ワンちゃんおいくつですか
などの会話から始まり
持病のことなどを話していました。
私は
少し離れた椅子に座っていたので
そのお2人の会話には
加わっていませんでしたが
話の内容は 丸聞こえでした
どうやらお2人とも
ワンちゃんが老犬のようでした。
最初は お互いのワンちゃんの
微笑ましい会話だったのですが
話を聞いていくうちに
(盗み聞きではなく 聞こえちゃうんです)
だんだん嫌な気分になりました
だって お2人の話は
「いつしか迎える愛犬との別れ」
だったんです
「私 この仔がいなくなったら
生きていけない」
「この仔が死んじゃうって考えたら
悲しくて何も手につかない」
「前の仔は老衰だったけど
その前の仔はガンで苦しんで」
「この仔はどんな亡くなり方を
するんだろう」
「あの悲しみを また経験しなきゃ
いけないと思うと辛くて」
そして
「毎日 この仔がいなくなったら…
ってそればかり考えて生活してる」
「わかるわかる私もよ〜〜
」
「この仔がいなくなったら
私どうなっちゃうんだろう」
2人でウジウジ メソメソ
えっ
ちょっと待ってよ
可愛い可愛い愛犬を前にして
なんなの その会話
お2人のワンちゃんはお利口さんで
ちょこんと床にお座りしてましたが
悲しそうな目をして
ずーっと聞いてるよ
愛犬の目の前で
その仔が死んでしまう話とか
あり得ない
そりゃあね
気持ちはよくわかりますよ
私だって ふと
「もしもシュガーがいなくなったら」
と頭をよぎることがありますよ
そう考えること自体は
仕方のないことだし
誰にでもあると思います。
シュガーはまだ若いけど
それでも てんかんを発症してからは
度重なる発作を目の当たりにして
発作のたびに
「もしかしたら死んじゃうかも」
とパニックになります
でも
愛犬の目の前で
愛犬に聞こえる場所で
そんなこと話すのって……
「ワンコは人間の言葉がわからない」
という人がいますが
いえいえ
ちゃんと人間の言うことは
わかります
人間の言葉を話せないだけで
言葉はちゃんと通じます
賢い生き物ですから
人間の話すことがわかるだけでなく
人間の表情を見て
その人の気持ちも読み取ります。
それなのに……
2匹とも お座りの体勢で
じっと一点を見つめたまま
飼い主さんの話を
じっと聞いていたワンちゃん
その目がとっても悲しげで
きっと
自分が死んだ時の話をしてるって
わかるんだよね
こっちが泣きたくなりました
さて
シュガーですが
前回 発作を起こしたのは
3月15日
前回の発作から
ちょうど3ヶ月半経ちました。
その間に 1回だけ
「んもしかして発作かな
」
と思えるような
ハエ追い行動がありましたが
そのまますぐにおさまったし
呼びかけに反応したし
病院には行かずに済みました
昨年8月にてんかんを発症して以来
3ヶ月半もの間
大きな痙攣発作がないのは初めてで
とっても嬉しいです
このまま発作の間隔が
開いてくるといいなぁ