2度目の発作が来たのが
1度目の痙攣から丸1時間後。
「痙攣発作が起きても
たいていは2〜3分でおさまり
普通の状態に戻るものなので
1度の発作ですぐに坐薬を使わず
様子を見て大丈夫」
と かかりつけの病院の先生に
言われていたので
1度目の発作で坐薬を使わず
様子を見てしまったのです。
こうなってみると あの時(1度目で)
坐薬を使った方がよかったかな…
と後悔をしましたが
その時はどう判断していいのか
わからなかったのです
2度目の発作で
坐薬を使うことにしました。
発作中は痙攣しているため
坐薬を入れるのが難しいので
痙攣が少しおさまってきた頃
坐薬に初挑戦
が…
うまく入らない
というのも
坐薬は 半分に切って使うよう
指示されてました。
(半分に切った 残りの半分は
ラップに包んで密閉して
冷蔵庫に入れておけば大丈夫
だそうです)
坐薬を取り出して
包丁で半分に切ったのですが…
坐薬って
先っぽが挿入しやすいように
ロケットみたいになってますよね
でも包丁で切ると 下半分は
断面がまったいらになり
その形状だと入らない
うまく説明できませんが
こういう感じです
赤丸で囲った部分↑を
使用したのですが
これでは入らないじゃ〜〜ん
下半分は諦めて
上のとんがってる部分を使用。
ビニール手袋をはめて
入れてみると簡単に入りました
坐薬が出てこないよう
しばらく指で押さえてましたが
シュガーが嫌がらなかったので
本当に助かりました
一応 その段階で救急病院に電話
「短時間で2回発作が起きてますし
念のために 痙攣止めの注射を
打った方がいいかと思いますので
今から当院に来られますか」
と言われて
電話でやり取りをしてるうちに…
なんと3回目の発作
2回目の発作から
まだ5分しか経ってないのに
「また発作が来ちゃったんですけど」
と言うと
「家を出る前に 残りの坐薬を
入れてから来てください」
と指示されて
車に乗る前に 坐薬の下半分を
使うことになったのですが…
さっきは入らなかったのに
平らな断面でも
その時はするりと入りました
たぶん1回目の坐薬が奥で溶けて
入口あたりまで少し湿ってたので
それが潤滑油になったのかな
とにかく入ってホッとしました
坐薬って
いざ発作が起きて使おうとしても
初めてだからうまくできない
こればかりは
事前に練習できないから
本当に困りました
坐薬を入れ終わり
すぐに車で病院に向かいました
実は 過去2回 (8月と11月)
夜間に Y救急センターに
お世話になったのですが
今回診ていただいたのは
今 までとは違う病院でした。
( K救命救急センター )
なぜ 前と同じ救急センターに
電話をしなかったのか。
この日は主人が不在だったので
私が運転して行くことになりますが
前回のY救急センターは
バイパスと高速道路を使います。
運転が苦手な私には無理です
万が一事故ったら
シュガーはどうなる
ならばタクシー呼んで行こうか
と考えたけど…
私1人ならそうしてましたが
娘がいたので 後部座席で
シュガーを見ててもらえるので
できれば車で行きたい
(帰りのことを考えると夜中だし)
娘が
「もうひとつのK救急センターは」
と。
K救命救急センターは
今までのY救急センターとは
場所が 真逆の方向にあります。
Y救急センターは
バイパスと高速道路を使いますが
K救命救急センターは
一般道で行かれます。
しかも
時々その手前までは行くことがあり
私でも運転しやすく 慣れた道
時間的には
今までのY救急センターよりも
少し時間がかかるけれど
今後 主人がいない時に
発作が起こる可能性も高く
そうなると私が運転せざるを得ない
私が通うことを考えると
K救命救急センターがいいのかな…
Y救急センターだと
二度かかっているので
カルテもデータも残ってるし
そちらの方が手っ取り早いのだけど
迷ってる暇はない
とりあえず
受け入れてくれるなら
今回 K救命救急センターに行き
あとは
今後どちらで診てもらうかは
それから決めればいいかな
と
その日は
初めてのK救命救急センターに
電話をしてみました。
以前かかったY救急センターは
私が住んでるY市にありますが
今回かかった K救命救急センターは
少し離れた S市にあるんです。
電話をすると 即座に
「Y市にも救急センターありますよ」
と言われたので
他市は受け入れてもらえないのかと
焦りましたが
私の家からだと
かかる時間も 距離も
ほぼ同じくらいだということや
事情もお話しすると
快く受け入れてくださいました
昼間は 道路に混む箇所があり
たっぷり1時間かかるところ
夜間だったため
めっちゃ道路がすいていて
たった40分で着いちゃいました
(スピード違反で捕まったら
病院へ行かれなくなっちゃうので
スピードは出してません)
K救命救急センターへは
私でも運転しやすく 道順も簡単で
病院の駐車場もわかりやすく
止められる台数もわりとあり
駐車場から道路へも出やすい
↑
運転下手な私にとっては
これって大きなポイント
到着すると
2組の家族とワンちゃんが
待合室で待ってましたが
シュガーの方が緊急性が高かったのか
すぐに診察室に連れて行かれました。
その後 獣医さんから
必要な検査や治療の説明を受け
処置をしていただきました。
しばらくして
血液検査の結果が出て
診察室に呼ばれました。
正常値よりも
低かったり高かった数値が
いくつかありましたが
どれもおそらく
痙攣発作の影響でしょう
とのことですが
その中でもかなり高かったのが
CKとAS(GOT)という項目で
素人の私はよくわかりませんが
AST(GOT)は正常値0〜50のところ
83もあり
CKも正常値10〜200のところ
521もありました。
これは両方とも
筋肉の数値を表すとかで
痙攣によって
筋肉に相当なダメージが
あったということらしいです
落ち着けば
だんだん元に戻るということで
ちょっとホッとしました
その日は
痙攣止めの注射をしていただき
念のため1泊入院となりました。
〜つづく〜