だいぶ時間が経っちゃいましたが
7月11日
やっと検査終わりました
7月1日に
仙台から帰ってきた日の夜から
食事制限が始まり
検査までの10日間
「モビコール」という
粉の下剤を1日3回飲む
という前処置が始まりました
普通の人の大腸内視鏡検査は
そんなことは必要ありません
私の場合 腸の癒着がひどくて
当日の下剤だけでは
腸が綺麗にならないから
少し前からモビコールを使い
普段の便秘を解消して
ある程度 道を作り
便の流れを良くしておく
ってことらしいです
この モビコールという粉のお薬
水に溶かして飲むんですが
粉の量がかなーり多いんです
ひとつ 良いところは
ジュースにも溶かしてOKだそうで
これ めっちゃ助かります
やはり無味無臭ではないので
独特な後味も残るし
水ではとても飲めません
いろいろ試した結果
りんごジュースが一番いいかも
とはいえ
それでも変な後味が残るし
甘ったる〜〜〜いジュースを
毎日 1日3回飲むとなると
だんだん苦痛になり
オエッとなります
おまけに 食事制限で
好きな物を自由に食べられない
これ
すっごいストレス
普通なら
前日の食事に制限があるだけなのに
私は
楽しい旅行から帰った夜から
低残渣食を食べることになり
あぁ
仙台でお昼に食べた 牛タン定食
次にあんなにおいしい物を
食べられるのはいつのことやら
旅行から帰ってきたその夜(7/1)は
めちゃくちゃ疲れてたのもあり
本当〜〜〜に久しぶりに
朝まで爆睡したのでした
が
翌日からまた 検査前鬱が戻り
夜 嫌な夢を見てハッと目が覚め
ぶわっと全身から発汗
そして動悸(パニック障害っぽい?)
朝まで眠れない
の 繰り返し
おまけに
モビコールのせいで
いつ排便があるかと考えると
出かけるのも怖くなり
シュガーの散歩と
ササッと近所の買い物くらいしか
外出できなくて
家で悶々とする時間が多く
すっかり参ってしまいました
検査に対する不安はもちろん
食べたい物も食べられず
栄養不足にならないか?
とか
この時期 すごく暑かったし
熱中症になるんじゃないか?
とか
家にばかりいたら
ますます体力なくなるだろうな
とか
いろいろな不安が混ざり
おまけに
毎日2時間程度しか眠れず
ずっと頭痛があるし
フラフラするしで
もうホント
極限状態でした
このストレスでガンになるわ
検査は嫌だけど
とにかく早く
この状況から脱したくて
早く検査の日が来てほしい
と思ってました
そして
やっと やっと7月11日
案の定 前夜はほとんど眠れず
体調最悪でした
2リットルの下剤も
全部は飲めませんでした
ニフレック
安定のまずさ
16年経っても全く改良されてない
どうして
もっと簡単に
腸管をきれいにするお薬や方法
開発できないんだろうか
せめて
もっと飲みやすい下剤を
開発してくれ〜〜〜〜〜
でも 7/1からの
モビコールのおかげで(?)
便はきれいになったので
無事に検査を受けることが
できました
家にいても落ち着かないので
早めに病院に行きました
この日は
主人に付き添ってもらうため
お休みをとってもらってました。
以前は1人で行ってましたが
何年も前に
検査の後にトイレで倒れ
車椅子でベッドに運ばれた…
という事件(?)があったので
それ以来 必ず
付き添ってもらうようにしてます。
検査では 鎮痛剤を使います
でも私はいつも効きません
痛くて痛くて
のたうちまわろうとするのを
看護師さんに抑えつけられます
本当に鎮痛剤入ってんのかよ
と叫びたくなります
でも今回は
「点滴に鎮静剤入れますね〜」
と言われ
「次に痛み止め入れますね〜」
と言われたあと
ふぅ〜っとわからなくなりました。
……でも
やはり痛みは感じてました
キリキリキリキリと
ガスがたまって
お腹がパンパンに
張ってるような痛み
でも
眠さの方が勝ってました。
今回は
痛みがあるものの
それでも 今までと比べると
検査自体は わりと楽に
受けられた方だと思います。
検査後
点滴が終わるまで
リクライニングチェアで休み
検査室を出たのが16時
「16:45から飲食OKです」
と言われて
会計を済ませて
家に帰った頃にちょうど16:45
やっとお水を飲めました
ところが
気持ち悪い
胃がムカムカします
寝不足と疲れもあったので
まずは何も食べずに寝てしまおう
と
17時頃 布団に入りました
1時間ほどして目が覚め
少し気分が良くなったので
ゼリー飲料や イオン飲料や
お茶などを少しづつ
飲んでみたのですが
全部 吐いてしまいました
食べ物を食べてないので
吐くものもなく
ただただ気持ち悪くて
もうホントに辛かった
お腹の痛みや 出血はないので
緊急事態ではないとは思うのですが
やはり吐き気が続くのが
心配なので(脱水も怖いし)
とりあえず
検査をした大学病院の夜間救急に
電話をかけて聞いてみましたが
「今日は消化器内科の医師が
おりませんので…」
「なるべく水分をとって
様子を見てください
何かあったら明日の朝
外来にお電話ください」
いやいやいやいや
水分も吐いてしまうから
心配で電話したんでしょーが
でも この程度の吐き気なら
「様子を見てください」で
済む程度のことなんだわ
と
ちょっとホッとしました
逆に
夜間救急外来なんて行っても
きっと発熱者もいるだろうし
何か感染症をうつされても怖いし
行かなくてよかったかも
もう今夜は寝てしまおう
と
部屋を暗くして
水筒を枕元に置いて
寝ちゃいました
どのくらい経ったただろう
金縛りにあいました
夢なのか現実なのか
わからない
結局 夢だったのですが
その時は それが現実に起きてると
自分では思ってるんですね。
ガラス戸が割られ
そこに すぅ〜っと手が入って来て
鍵を開けて
誰かが入ってくる
不審者
強盗
怖くて怖くて足が震え
でも
恐怖で体が固まって動かない
滅多に吠えないシュガーが
ワンワン吠えてる
こんなに吠えてるのに
主人も娘も
なんで気づかないのよ
お願い
早く気づいて
とにかく叫ばなきゃ
近所に助けを求めなきゃ
でも声が出ない
体が動かない
そして
やっと
声が出ました
「キャーーーー」
でも声になってなかったような
そこで金縛りが解けて
我に返りました
時間を見ると
夜中の2時半すぎ
あぁ夢でよかった
金縛りにあったのは
これで人生で2度目です。
1度目は5年前の検査の後です。
1度目も 2度目も
検査が終わった夜に体験してるので
これは霊的なものではなく
完全に 精神的なものかな
って確信しました
極度の不安と緊張
そして極限状態を脱し
気が緩んだせいなのか…
それとも
鎮静剤のせいでもあるのかな
自分的には
もうとっくに覚めてるつもりでも
まだ鎮静から 完全に覚めきって
なかったのかもしれない
…と思う。
だから 鎮静剤を使った日は
大丈夫だと思っても
絶対に車の運転は
してはいけないってことなのね。
5年前の時は
初めての金縛りにびっくりして
怖くて怖くて
その日からしばらくは
眠りに入るのが怖かったけど
今回は
「あまた同じだ
やっぱり5年前のあれは
鎮静剤のせいなのかも」
と
ちょっと謎が解けた感じで
妙にホッとしたのです
そして
翌日 娘から聞いた話ですが
私が金縛りにあって
叫ぼうとしても声が出ず
ようやく叫び声が出た その時
どうやら本当に叫んでいたみたいで
「夜中の2時半頃
お母さんの部屋から
ひ〜〜〜っていう
奇妙な声が聞こえた」
と
いや〜〜
これ
もっと大きな声が出ていたら
ご近所さんにも聞こえて
みのちゃんさんの家
何か事件があったんじゃないかと
警察に通報されてたかもしれない
そう思うと恐ろしい
夜中には吐き気がおさまり
水分を少しづつ摂ることが
できるようになり
翌朝(検査の翌日)には
ようやくおかゆを半分
お昼には
出汁と卵を入れて おじやを
おいしくいただくことが
できました
2日後には ファミレスで
念願のモーニングを
その後
「検査が終わったら
やりたいことリスト」
を
ひとつづつ叶え
ゆっくりゆっくり
体力回復させていってます
でも
検査が終わったら
それで全て終わり
…ではない
結果がまだこれからなので
ドキドキの毎日です
しかし
食べられるって
幸せたなぁ