切なくて、悲しくて、やるせなく、そして残酷さ。心の闇を抱え暗い昼間を歩く二人。
質屋殺しの被害者の息子亮司、容疑者の娘雪穂。二人が関わっている場面は書かれていないのに、
裏でのつながりを想像しているうちに、少し恐ろしくなりました。
二人の心情は描かれることなく、周りの人々の視点で書かれているので、あれこれ推察してしまう。
事件から19年を経て、老刑事の執念の捜査。謎を解き明かしていくうちに埋まっていくピース。
そして二人の秘密に近づく人たちが消えていく。
美魔女雪穂の心の疵の癒える時は来るのだろうか。罪を重ねるごとに明るい昼間を
歩く日が遠いていく。
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