薬丸 岳著 ハードラックハードラック、辞書によると不運、不幸。 派遣切りにあい、ネットカフェ難民になりその日暮らしとなり、さらになけなしの金を騙し取られるという不運な若者。彼が裏サイトで募った犯罪仲間にまで騙され、放火殺人犯の容疑者となる。逃亡生活をしながら真犯人を探す。そして辿りついた先は? ラストの母親の言葉に涙ぐみました。 振り込め詐欺の加害者、被害者、闇サイト。不幸にも闇の底に落ちてしまえば、這い上がることはできないのか?現在社会の底辺をスピード感を持って描いている。