インド舞踊のレッスンは、
限られたスペース、箱の空間が全て。
その箱部屋には指導する先生、レッスンを受ける生徒さん達がいて、
レッスンを受ける私の目の前は、
先生と部屋の壁。

言われたままに、
言われたカウントで
言われたステップを踏む。

ふわふわと落ち着かなくて、
私はよく間違える。

でも昨日のレッスンは、
先生の先に、
目の前の壁の先に、
観客がいる感覚。
観客❓
これは観客なのかな❓
見えない壁の先に気持ちを定めて、
何だろう、この感覚?

観客の中に居る神さま?

観客ひとりひとりには
心の中に神さまがいて、
私は観客の中の神さまに奉納をするのだ。
神なんて居ないよ。
そう言う人だっていると思うけれど、
実は皆んな
心の中に何かしらの「何か」を持っているはず。
その「何か」は実はその人の神さま的な存在で、
その神さま的な存在は、
きっときっと
多彩で個性的な
数あるインドの神さまの一人にマッチングするに違いない、
踊りは神さまへの奉納舞だから、
カウントの掛け声の先に、
何かが居る感覚は神さまなんだ。

踊りの振り付けを覚えたら、
次はどう踊ればいいか悩む。
自分で理解して、考えて。
これでいいとかわからない。
でも、気持ちの向かい方は、
昨日はそんな感覚。