ロバートデニーロ、アンハサウェイ共演、2015年の映画です。

レビューが良かったので一度見てみようと思いつつ放置、

今日アマゾンプライムで鑑賞しました^^

 

ロバートデニーロは映画「アンタッチャブル」のアル・カポネ役の印象が残っていたけれど、

役によって雰囲気が全く違う〜。

アンハサゥエイはプリティプリンセス、プラダを着た悪魔、レ・ミゼラブルを見た。

いつも思うのだけど、アンハサウェイって口でかいよね。今や大女優。

 

「マイ・インターン」は最初のロバートデニーロの演じる70歳の老人「ベン」の日常生活から引き込まれた。

仕事を引退し、奥さんに先立たれ、一人日常生活を送る老人。

何か物足りない感じの毎日。

求人募集を見つけ、シニアインターン枠に応募する。

 

気持ちに共感するものがあった。

私の場合は会社ではないけれど、

ママ友付き合いや赤ちゃん会、幼稚園行事、サークル、ランチ会、諸々参加に作り物。

長男が小学校入学し、一気に濃厚なおつきあいが無くなって、

なんだか「燃え尽きた症候群」になった。

次男が生まれて幼稚園に再び戻ってきても「もういいや」って感じ。

 

そこから日々考える。

 

『子育てが終わったら、私は何をやればいいのだろう?』

 

子供が生まれてから子育て一直線!

他に何も無い。

会社は退職、

仕事は7〜8年やっていない、

子育て以外の人脈なし、

インド映画やインドがらみの物が結婚前から好きだったけれど、

旦那は論外、ママ友にそういう趣味の人一人もいなかった、知り合えなかった。

とりあえず、自分でもお役に立てる何かをと、

募集していた保育ボランティア協会に入って活動してみたり、

短時間パートも雇ってもらえたので、やってみた。

 

そして、

尻込みして保留にし続けている事が実はずっとあった。

それは「インド古典舞踊」。

習ってみたい、と思ってからすでに10年経過。

やりもしないで諦めて、歳をとって死んでいくのは嫌だったので←そこまで考えていた。

習い始めて今に至る^^

ベンみたいに第二の人生の始まりみたいな感覚だった^^

 

なんでボリウッドダンスではなくて古典舞踊なの?

とよく聞かれるのだけれど、

「マイ・インターン」にその答えが出てきて字幕に目をみはる私^^

 

ベンのセリフ。

 

「 ク ラ シ ッ ク は 不 滅 だ 」

 

そうだよ、「クラシックは不滅」だからだよ。

だから私は『古典』なんだよ。

 

ドラマのセリフにはいつもキーワードが隠されている。

見つけて胸に引っかかるかどうかはその時の自分次第。

私は最近よく引っかかる。

脚本書いた人の人生観がすごい!よくこの言葉を書けたね!!と見つけた時思う。

 

そしてロバートデニーロの演技に惚れ惚れした。

役柄をよくこなしていて、立ち身だけでその人の生きて来た人生と人柄を感じ取れる演技をしていた。

私はロバートデニーロが演じるシニアインターン、ベンの様な人を、

5月末で解雇になる今のパート先で何人も見てきた。

みんなどうしているのかなぁ。

シニア枠で採用された人達が沢山働いていて、

この人、現役時代は仕事が出来た人だ、とか、

良い役職まで持ち上がって退職を迎えた人なんだなぁとか、

仕事を通して感じる事が多々あった。

映画のベンとすごく被った。

 

そしてアンハサウェイ演じる女社長、

一人の女性に戻ってベンの前で泣き出すシーンがあるのだけど、

バリバリのキャリアウーマンの社長から、

一人の女性への切り替えの演技力がすごいなと思った。

 

最後は本当に許せるのかなぁ?

とは思ったけれど、

良い映画でした。

 

人生は日々勉強であり、学習であり、修行?

ベンの様な素敵な人生の先輩に沢山出会いたい。

そう思う一本でした^^