授戒会とは、仏教徒が仏門に入るために戒律を授かる儀式で、仏弟子の仲間入りをするためのものです。授戒会では、戒律を授ける「戒師」と、戒律を受ける「戒徒」がいます。
授戒会では、次のようなことが行われます。戒師による講座、唱名師による加行礼拝の修行、説経師による説戒、 戒脈授与式。
戒律は「殺さない」「盗まない」「怒らない」など、正しく生きていくための決まり事で、受戒者は授けられた戒を持つことを誓います。また、戒名も授けられ、仏弟子となった証となります。
浄土真宗では、死後に仏門に入るという考えがないため、授戒はありません。その代わりに、生きている間に仏弟子として生きていくことを誓い授かる名として「法名」があります。