浄土宗開宗850年の基本方針
浄土宗の宗祖・法然上人は、1175年(承安5年)に浄土宗を開かれました。
2024年(令和6年)に、浄土宗は開宗850年を迎えます。
法然上人は、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えることにより、
すべての人が平等に阿弥陀さまに救われていく道を説かれました。
浄土宗を開かれた理念について、法然上人は次のように仰っています。
「私が浄土宗を立てた意趣(いしゅ=考え)は、
凡夫(ぼんぶ=仏教の道理を理解していない者)が
阿弥陀仏の報土(ほうど=西方極楽浄土)に往生できることを示すためである。」
(『法然上人行状絵図』第6巻第6段)
その開宗の理念を重く尊び、開宗850年の基本方針を
「法然上人開宗の御心を示す」として、
法然上人のみ教えを広く多くの人々に、お伝えし知らしめていくこととし、
具体的には、『浄土宗21世紀劈頭宣言』の実践を目指すものである。