棚経(たなぎょう)とは、僧侶が盂蘭盆の時期に檀家の家を訪れ、精霊棚(しょうりょうだな)や仏壇の前で読経するものです。お盆参りや檀家回りとも呼ばれます。
棚経の由来は、施餓鬼棚で読経をしたことにあります。
棚経に関する注意点は次のとおりです。
- お寺は盂蘭盆の時期に忙しくなるため、早めに棚経を依頼しましょう。
- 檀家の多いお寺では、お盆の4日間に全ての家をまわるのが難しく、お盆の期間の前に棚経をする場合もあります。
- お寺の住職は限られた日数の中で多くの家をまわるため、茶菓とおしぼりを用意しておもてなしをしましょう。
- 表書きは上段に「お布施」、下段に「〇〇家」または「施主のフルネーム」と記入します。