文鳥のぎんちゃんですが退院しました。
鳥の輪卵管脱について、経験したこと反省点を
書いておきます。
ぎんちゃんはかなりひどい事になりました。
どなたかのご参考になれば幸いです。
「※」印は、後日知った後日談として、
その時にしておいたら良いプチアドバイスです。

まずは何よりも生還してくれて感謝です。
退院したぎんちゃんです。
しっぽの方にかけてまだ赤く生々しい…

さて、事の発端は
6月15日(土)夜21時
明日は東京でブレチャイな!二人三脚中国語セミナーなのです。
朝早い飛行機なので早めに準備しよう、まずは先にぎんちゃんを寝かせようとのぞき込むと…

ぎんちゃんがうずくまり、なんと!
おしりから赤いものが飛び出てぶら下がっている!
数秒後、いきんだら柔らかい卵がおしりから転げ落ちた!
それでも赤いものは戻らない!!
※この時点でならば病院に行けば十分助かります。
そして鳥が自分でつつかないように、
ずっと握っていてあげるか、
エリザベスカラーをクリアファイルで
作ってもいいらしい。
よもよも本舗さんを参考に。

もう病院は時間外でやっていない!
数件電話してもつながらない、指で赤いものを
体内に押し戻してももどらない。
しかもぎんちゃんも動くので、何だか赤いものが
もっとでて伸びてきた!!
ネットで調べたら「卵管脱」らしい。
つまり卵管がおしりから体外にでているもの。

電話で教えてもらった動物緊急病院にタクシーで
向かう。
深夜11時30分。
鳥専門のお医者さんはいないので応急処置として
とにかく卵管を時間をかけて戻し太い針で縫う!
痛そう~。
※鳥専門でないと処置はやはり厳しい。
あとで主治医の先生から聞くと
緊急処置では縫合がきちんとされておらず、
肛門も縫ってしまって糞ができずに
いたらしい。
鳥にはエリザベスカラーも必要
だったらしい。もしくはずっと握って
あげて鳥が卵管をつつかない様に…

6月16日深夜2時30分
深夜帰宅後、すぐに暗くして寝かす。
しかし籠の中でもそもそ、かさかさしている。
※鳥は99%自分で気になる個所をつつくので、
一晩中握ってあげるか
エリザベスカラーをつくってね。

6月16日早朝6時
朝、ブレチャイな!セミナー中止も
一瞬考えましたが、盛岡や関東各地から
時間を作ってきてくださる方を考えると
私はとにかく東京へセミナーへ!
そして本来一緒に行き、プチ講演&手品(笑)
する予定の主人は、ぎんちゃんを
大阪の夕陽丘動物病院へ連れていくことに
しました。

その後の内容は、主人から経過を聴きました。
ぎんちゃんは、夜中に自分でおしりをつついて
縫合した部分も取れ、飛び出ていた卵管がちぎれ、ちぎれ残った部分がすでに壊死を起こしていたらしい。きゃ~
ぎんちゃんもぐったり。嘴の血色も悪かったそう。

朝9時30分
大阪の夕陽丘動物病院スタートと同時に、主人が
文鳥を連れてかけこむ。
3人先に待っていた方より先に緊急手術。
麻酔で手術。そして緊急入院なのでした。
生還率は50%、長い時間内臓が外にさらされて
いるので細菌感染も心配とのこと。

6月17日夕方16時
夕陽丘動物病院に電話して面会は可能か
聞いてみるとOKとのこと。
会いに行く。少し元気で、顔を見ると
今から遊んでもらえるかと思い
餌を食べる食べる。
少し安心しながらも心配半分で帰宅。

6月19日 
昨日の水曜日が動物病院は定休日なので、
今日朝電話して様子を聞くと退院OKとの
こと!!

そして先ほど連れて帰ってきました。
お尻に不快感もあるのかな?
脚も少しよたよたしているけれど
生きて戻ってきた良かった。

これから投薬生活で、その間水浴びも禁止。

そして発情しないように、
安心できる場所をつくらないよう、
少し距離を置きつつ
頑張っていきます。

卵管を切っているけれど、もしかして
卵が再度できたらもうそれは大変に
なるそうなので…

何しろ卵管脱だけでなく、
卵管脱から10時間以上が経過し
卵管を引きちぎり、
壊死を起こしかけていた
その文鳥が夕陽丘動物病院の
緊急手術のおかげで命が戻ったことが
感謝です。まさに神の手です!!

まだまだ少し弱っていますので
経過観察がずっと続きますが
ご心配いただきありがとうございました!

ぎんちゃんが
ほかの文鳥さんのお役に立てましたら
幸いです。

「追記」
現在2020年12月ですが、この卵管脱の後、
またいろいろ別の大きな怪我をしつつも
元気に暮らしています。

みなさまのかわいい小鳥が元気に
過ごせますように。