中国語が通じない理由は発音じゃない
先日、専門学校でのことです。初対面の、まさに「ザ・英語の先生!」という雰囲気の男性ネイティブの先生が、にこっと笑って近づいてきました。そして、私に向かってひと言。「……あ7Wshう??」……え?最後が少し上がっていたので、たぶん疑問文?かなと…でも正直、何を言われたのかまったく聞き取れませんでしたよ。少し焦りながら、「え?」と聞き返すと…その先生は背筋をぴんと伸ばし、両手を太ももに置いて、とても丁寧に日本語を話しました。「どうぞよろしくおねがいします。」おおお!初対面のご挨拶だったのですね。ネイティブの英語の先生が、一生懸命、日本語で挨拶してくださった姿がとても新鮮でした。でもこの時、「あ、これは中国語学習にも同じことが言える」と思ったのです。日本人が中国語で話しかけた時、中国の方に「あ?」と聞き返されることがあります。なぜか通じない。「発音が悪かったのかな」「声調が違ったのかな」そう思って、少し落ち込んでしまう方もいるかもしれません。でも、通じない理由は発音だけではないことが多いです。たとえば、・相手が、中国語で話しかけられると思っていない。・自分の話すスピードが速すぎた。・声が小さく、語尾が弱くなっている。この3つは、とても大きいです。緊張すると、声は小さくなります。スピードは速くなります。そして、語尾がふわっと消えます。せっかく発した中国語が、相手の耳に届く前に、空気の中でしぼんでしまう。これは本当にもったいない。でも、もう一度ゆっくり言えば通じる。少し大きな声で言えば通じる。語尾まではっきり言えば通じる。そんなことは、実はたくさんあります。だからこそ、普段の音読練習では、少し大げさなくらいでちょうどいいです。大きく。長めに。はっきりと。下を向いて、ぼそぼそ読むのではなく、目の前に相手がいるつもりで読む。「正しく読む」だけではなく、「相手に届ける」つもりで声を出す。これがとても大切です。とっさの場面では、普段の練習の3分の1くらいしか実力が出ないことも。だから練習の時から、少し大きめに。少しゆっくり。少しはっきり。聞き返されても大丈夫です。もう一度、落ち着いて伝えればいいのです。今日の音読練習は、ぜひ「誰かに聞かせる中国語」を意識してみてくださいね。顔を上げて、声を前に出して、中国語を届けていきましょう。【新情報は公式LINEより】