はじめに
この記事は訪問介護ヘルパーさんを
否定するのを意図したものではありません。
でも、同居する家族がいないと、
こんな事が起こるという事を、伝えたく、
記事にしました。
あくまで叔父と叔母における事例として
ご参考にして頂ければ幸いです。
すでに二人とも亡くなっていますので
これは回想記録です。
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前記事の続きになります。
書いている内容が順不同でもあり、
時期がバラバラですのでご了承ください。
この時は寝たきりの叔父は亡くなっており、
叔母は1人暮らしになりました。
レビー小体型認知症80歳
本態性振戦をもっているため、
いつも身体が左右に大きく振れています。
歩行はすでに困難を極めていました。
息子は叔父の死後、
お嫁さんと息子がそれぞれ週に一度
隣の県から見にきてくれるように
改善しました。
けれども、しょせん週に一度の数時間、
大ざっぱに分かっても、
実態は把握できません。
結局、介護に関するキーパーソンは、
隣に住む姪の私が
担わざるを得ませんでした。
一番の心配は火の元。
二番目の心配は、薬依存における事故。
三番目の心配は、食事です。
叔母は叔父の死後、さらに体重は減り、
28㌔を切っていました。
栄養失調で死んでもおかしくないくらい
骸骨のようでした。
前記事にも書いたように、
ヘルパーさんは週2回来られていましたが、
買い物もする事なく帰った事を
私からケアマネさんに伝えていたので、
ケアマネさんからの指導で、
2日分くらいのものは
冷蔵庫に入っていました。
お惣菜のパックもありましたが、
ほぼほぼ、
お魚やお肉などの食材が殆どでした。
(未調理)
実質40分程度の時間で、
買い物も調理もなんて、
土台無理な話。
訪問介護なんて、
相当組み込まないと
独居老人の助けにならないです。
当時は、冷凍食品やレトルトが
こんなに美味しくて、
品が豊富と知っていたら、
大量に買ってきていたのだけれど。
そんなある時、
私は叔母の体重減少を防ぎたく、
ヘルパーさんに
叔母が好んで食べる甘いものを
買ってきてもらえないかと
お願いしました。
大福や、マドレーヌなどの焼き菓子を
本人が飽きない様に種類を変えて
毎回、2個か3個を買ってきて欲しいと
お願いしたのです。
それから数日経って
叔母宅へ行ってみると、
叔母は怪訝な顔をして、
「ヘルパーさんがこんなものを
買ってきたんやで!」
「こんなン一人で食べれると思うかー!」
と憤慨してました。
おいてあったのはコレです。
もみじ饅頭
8個入り!
ご飯さえ喉を通らない叔母に
同じ味のが8個
もみじ饅頭って1個でも
ボリュウムありすぎと思いません?
しかも箱買いです。
毎回飽きない様に、
種類の違うものを
少さめでいいから、
数日分、お願いしたはずでしたが。
でもへんなんですよね。
ここは大阪、
広島名物のこれを
いったいどこで買ってきたんでしょう。
近くのスーパーで売ってるのなんて、
見た事ないです。
叔母は自分の好みでない
大量のもみじお饅頭を前に、
「お金を出すのは私や!」
と怒りながら、
結局、我が家が7個引き取りました。
このヘルパーさんは特殊と思いますが、
言葉だけは巧みで、
叔母には
「私がいるから、
最後まで面倒をみますから。」
と伝えていたそうです。
性格は穏やかな方で
人気があると聞いていましたが、
スペシャリストとはほど遠く、
端に、頭が悪いのだと思いました。
私が知っている近所に来られていた
ヘルパーさんは、バリバリ家事をこなす
スーパー介護ヘルパーさんでしたから。
この他にも、この方には、
いくつか思う点があり、
来て頂いている意味があるのかなと思う事が
ほかにもありました。
それはまた次回の記事で。