枯れたハナミズキ | あなたに,も一度恋をする

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こんにちは。

今日、こちらはとても気持ちのよい日です。

 

以前、我が家の小さな庭に

自動車の追突された事を機に

それまであったマキノキを伐採し、

大好きなハナミズキを植えました。

2018年1月の事でした。

その時の画像。

 

 

 

 

信頼のおいてるショップさんに

予約して取り寄せた苗でした。

春を過ぎて、お花が咲いて、

気持ちもワクワク。

 

しばらくは順調だったものの、

しかし、その年の秋頃から

様子がおかしくなりました。

 

そして年が過ぎ春が来ても

花が咲くどころか、

葉も蕾も全てが落ち、

あきらかに枯れていきました。


我が家は植物が

いつも巨大化するくらい

成長がよいのに、

どしてかと不思議でした。

環境が合わないのかなーと。

 

一昨日、

その理由が判明しました。

すでに枯れ切ったハナミズキ、

根が張ってないとは

思っていましたが

とにかく、ここの水はけが悪くなって、

となりに植えているバラにも

支障をきたすと思い、

土の入れ替えをしようと

堀ったのです。

 

ひっこぬいたハナミズキの根本は

あまりに無残なものでした。

 

 

根がほとんどありません。

もう、可哀そうすぎて・・・。

あまりにも哀れで・・・。

 

 

原因は購入した時、

くるんであった土でした。

植樹する樹の根元って

よくこういう形で送られてきますよね。

ホムセンなどの店頭販売も

こんな形で並んでいると思います。

 

(↓この画像はお借りしました。

本苗と関係ありません。)

 

 

ショップとのお電話では、

苗を包んでいる麻のカバーは、

はずさず埋めて下さいとのことでした。

自然に土に戻るからと・・・。

 

しかし、このなかに入っている土が

ひどかった。

ほりおこした土をご覧ください。

わかりますか?

 

 

まるで粘度そのものなんです。

真っ黒けの土ですね。

植物が生きる為の土には、酸素が必要です。

土の粒粒の隙間に水が通り、

同時に空気が通り、

乾いたり、湿ったりを繰り返しながら、

その隙間を進んで根が伸び、

成長していくのです。

 

土の粒などかけらもない、粘着。

まるで文房具店に売られている

工作粘度そのものです。

なので、その重さ、ハンパない。

こんな土に包まれてたんだ・・・。

 

 

そのなかにミミズがおりましたが、

ミミズもよく生きていたなと思うほど、

植物がまったく呼吸できないと思う土。

 

 

苗を販売する際、

水切れしないように、

極力水分を含んで乾燥しづらい土に

しようとするのはわかるのですが、

この土にくるまれたハナミズキは、

ほぼ数か月かかって

やがてじわじわと窒息に近い状態で、

次々と根が腐り、

ちぎれていったのだと思います。

苦しかっただろうに。。。

 

 

今まで何度も土の再生をするために

土掘りもしましたが、

スコップですくえないほど

重い土は初めてです。

ゴム手をした手で、掴み取る状態で

除去しました。

 

これから植樹を考えていらっしゃる方は、

このような事にならないよう、

この記事をご参考になさってください。

麻に包まれた土がどんなものかを

ちょっとめくって触ってみてください。

 

そしてもし 

この画像のような土であれば、

全てを水で洗い流して

土を取り除いてからの

植樹をオススメします。

 

我が家はそんなわけで

希望がいっぱいのハナミズキは

なくなっちゃたけど、

となりに植えていたオデュッセイアが

めざましい成長を遂げて、

華やかに玄関を飾ってくれてます。

 

これ今年春の画像です。

ご近所の方が、

「ここを通る方がスマホを出して

撮影されてるわよ~。」

と教えてくれます。

そんな事をお聞きすると、

やっぱり超嬉しいです♡

 

 

 

 

我が家のシンボルツリーは

オデュッセイア。

 

それもよかとね~♪