今から20年前、母が教室に通っているのを見て
自分も出来るんじゃないかと始めたパッチワーク
あの頃から私の嗜好も変り、家をリフォームしたこともあって、それらはずっとクローゼットの中。
使わず飾らないいくつかの作品、
どなたか大事に使っていただけれる方がいらっしゃれば嬉しいな・・・と思っていました。
そんななか、キッチンの食器棚にしまって一度も使わなかったコースターを
『こんなの欲しいなんて言う人いないだろうな~。』と思いつつ、
無料譲渡できるサイトに出品してみました。



そうしましたところ、すぐに素敵なご夫婦にお申し出頂きまして、
今日お引き取りに来てくださったのです。
これをほんとにお使いになるのかお聞きしましたら、
今度ご夫婦で古民家にお引越しになり、それに見合うモノをお探しになっていたそうです。
また奥様がパッチワークのお品がお好きなんだそうです。
「パッチワーク作品は他にもいくつかあるんですよ。」と申しましたら、
「頂けるものがあったら欲しいです。」とおっしゃるので、
我が家にはもう吊るすことのない、赤いタペストリーをお見せすると
とても気に入ってくださいました。

ただ、リフォーム前の家に数年飾っていたため、一部が日焼けしていることをお伝えすると、
「むしろそちらのほうが良いです。」と喜んで下さいましたので、
この方なら大事に使ってくださると思って、差し上げました。
このタペストリー、かなり以前にブログに書いたことがありましたが、
これは鷲沢玲子さんのテキスト本から、贋作のように作ったものです。
これはそのテキスト本のページです。
まるで私のタペストリーが掲載されているみたいでしょ?

鷲沢玲子さんは、三浦百恵さんの先生
この方の作品が当時、とても好きだったのです。



今日、私の時間と指で仕上げたこのタペストリーは、
ログハウスのお家のほうに飾られるそうです。
ご縁があってよかったです。
(*^^*)