4月9日
今年は4月8日~14日までの7日間、開催されている
大阪天満橋にある、造幣局に行ってきました。
ソメイヨシノが散るこの時期、造幣局の敷地の、33種349本の八重の桜が開花します。
夫と一緒に初めて行きました。
天満橋駅についたときには、もう長蛇の列でしたが、
それでも朝いちばんだったから、まだ序の口だったのかもしれません。
この日の入場者数は14万人を越えていたそうです。
水の都・大阪

造幣局南門
ここから北門(桜宮橋側)まで、通り抜けます。

通り抜けは、立ち止まったりできないため、
歩きながらのカメラのシャッターを切っていきました。

桜には、こうして一つ一つ、品種が木札で紹介されています。

この緑の桜は、鬱に金と書いて、うこんという桜。
緑の桜なんて初めてです。


それぞれに日本的な名前がつけられています。
名付けた文字選びにも、日本人の雅を感じるのは、私だけでしょうか。

見上げて溢れんばかりの花の数。




どなたが仰っていたかを忘れたけれど、
桜は下を向いて咲くのは、実に不思議な事なのだそう。

多くの植物の花は、太陽に向いて咲くものだそうで、
桜がもし同じように天に向かって咲いていたなら、
桜の樹の下で楽しむお花見という習慣は、誕生日しなかったかもしれません。
人へのご褒美のように桜を創られた神さまに感謝です。

控えめな色彩の、こちらは楊貴妃という品種。


鮮やかで若さ感じる小手鞠


小さなスプレー咲きの二尊院普賢象というキュートな桜


さらに小さな松前紅葉


造幣局は、八重桜の植物館のよう。
この場所を訪れる人に焼き付く桜の世界


しだれ桜も美しい。



私の脳裏にも、しっかと刻みませう。
桜の姿と色形。
共に通り抜ける人達の笑顔と夫の姿を。


春は希望と再生の季節


落ち込んでいた人にも、悔いを抱えて時を過ごしていた人にも、
また新たに希望の光りが見いだせますよう、祈ります。





2016年春
頬を撫でる風が心地い良い。




