CHARさんの記事で長文ですゆえ、
ロックファン以外の方は、スルーなさってくださいませ。
CHARさんの
2016年1月31日に大阪フェスティバルホールで開催されたコンサート
Char SPECIAL BEST LIVE 2016
デビュー40周年記念コンサート
予約申し込みしていた、当日のライブCDが届きました。



スタジオ録音とは異なり、当日会場で響いた重低音がそのまま伝わってきます。
そしてCDを聴きながら、
「どうして2016年のコンサートが大阪がスタートになってるのだろう。」という疑問に
答えを見つけた気がしました。
CHARさんのファンならご存知の石田長生さんが
昨年2015年の7月8日に、食道がんでお亡くなりになりました。
アコーステック・デュオ「BAHO(馬呆)を長年デュオとして組まれていた方で、
CHARさんはある番組で、石田さんのことを
「石やんといると、自分がCHARではなく竹中尚人に戻れるんだ。」と語っていらっしゃたほど
大好きだったご友人。
お二人の映像を見ても、どれだけ信頼していらしたのかが伝わってきます。
昨年開催された2015年6月15日武道館で行われた還暦前夜ライブの時に、
楽曲を提供された12人のアーティストがゲストとして登場するのですが、
そこに石田さんの姿はありませんでした。
闘病中でいらしたからです。
この日、石田さんが病室からCHARさんに送られたメッセージが、
石田さん最後のツイッターとブログになってしまいました。
この日のライブでは、会場のなかでは音響のせいか、
Charさんの言葉が聞き取りづらかったのですが、
今日届いたCDを聞いて、初めてはっきりと聞き取れたのでした。
そしてこの日、Charさんは石田さんと一緒にステージに立たれているのだと思える部分がいくつもあり、
それを聞きながら、涙がたくさん流れて、止まらなくなってしまったのでした。
当日、演奏された曲のなかに
《ニッポンChar,Char,Char》があります。
この作品は石田さんがCharさんに捧げた作品です。
この曲を歌い終わったあとに、Charさんが大きな声で、
「石やん、聞こえたか? おおきにぃ~、石やん!」と叫ぶのです。
そして、名曲《SMOKY》を唄ったあと、バンドメンバーを紹介したあと、
最後にCharさん、自分のことを、
「98パーセントチャー、2パーセント石やん!と言って紹介されました。
心のなかに、石田さんを抱いてステージに上がられていたんだ・・・と思いました。
そして今から17年前の1999年3月2日、この大阪フェスティバルホールで
Charさんと石田さんのBAHOのコンサートがありました。
ここは石田さんがご自身の曲、《Happiness》を唄われたステージ。
同じホールで、石田さんの曲を歌われるCharさん。
観客に手拍子を求める時に、
「ちがうだろぉ~、ここはリズムがちがうんだよ。
石やん、怒るで!日本チャチャチャも怒るでぇ~!」と
ジョークを飛ばして笑いをとっていました。
そしてフレーズに、
♪戦争反対、戦争反対、ハピネス、
♪家内安全、家内安全、ハピネス
♪24時間、なにわとあれ
♪、24時間、浪速のみなさん、
♪いしぃ~だ、おさむに、ハピネス
♪いしぃ~だ、おさむに、ハピネス
と亡き石田さんへの追悼が続いたのでした。
CDを聞いてるうちに、友人を何より大切に思われているCharさんの愛情が伝わってきて、
涙がたくさん溢れて止まらなくなってしまったのでした。
BAHOファンでいらした方がいたら、きっと私と同じように涙が出てくるに違いないです。
石田さんのファンの方に、是非に聴いていただきたいライヴCDです。
Charさん
音楽だけでなく、溢れる友情と愛情のこもった素晴らしいコンサートでした。
石田長生さんのご冥福を心からお祈り致します。