わたしの車は購入してからもうすぐ祝20年を迎えようとしています。
愛社精神から社員割引(という名のお印程度の微々たる割引…)で購入したのですが、もともと車に興味のないわたしなので、「壊れずに走ればよい」程度の感覚で乗り続けていました。
昔からの同僚には「えー、アレまだ乗ってんの?!」とビックリされますが、壊れないので乗り換える必要もなく…
ほんとはヤリスみたいなコンパクトカーに買い替えたいのですが、今はとてもとても手が出ません、ハイパーインフレと巨額の税金のせいで。
コロナ禍とほぼ同時に母の介護が本格化し、わたしは車と犬を旦那に託して帰国したのですが、その間ちゃんとメンテナンスをしていなかったようで
昨年9月に犬とともに車もわたしの手元に戻って来たはいいものの、なんか右前方から変な音がする… 左後方からも変な音… あんまり気にせず(気にしろよ)、その後日本出張、11月に帰ってきたら音はどんどんひどくなり、そしてエンジンオイルやブレーキの警告灯が付きっぱなし…
さすがのわたしも身の危険を感じとうとう修理に出すことに。
ご近所さんのお父さん御用達の修理屋さんを紹介してもらい、「直すところはたくさんあるんだけど、全部やると費用がかさむから、運転中に道の真ん中でストップしないレベルで修理するね」
それでもかなり沢山の部品とオイルを交換し、工賃込みで6000TL。ハイパーインフレの渦中で、これは安かった方だと思う。
教訓:
自分じゃどうしようもないこと・出来ないことには専門家とお金で解決する。
ウジウジ悩む暇があるなら専門家に任せてスパッと払うものは払って、さっさと終わりにする!
お金は精神の安定を支えるもの。そのために稼げるときに稼いでおく必要がありますね。
そして車が直って調子に乗って走り回っていた2023年の終わり。
うちの犬の表皮膿疱が破裂し、緊張状態で隣の県の獣医まで運転。
老犬なので麻酔下での切開はできず、先生に絞り出してもらう
処置中、緊張マックス
処置終了後、緊張解放マックス
治療費支払い前、緊張マックス
治療費と薬代込み450TL(やっす)緊張解放マックス
この起伏の激しさ、もうアラカンのオバサンには耐えられません
そして気の抜けたわたしは車をバックさせたとき、あーーー、やってしもた…
1月時点で7500TL、ちょっと高くないか?!トルコ戻ったら考えよう…
そのひと月後。10000TL。
あなた、ひと月でなんでそんなに値上がりなのよ?!(材料費値上がりとのこと…)
頑張って値切って9500TLで合意。←いまココ。
教訓:
ハイパーインフレでは待ったなし!!考えてる間に登り龍如く値上がり確実!
さすが我らが工場で働いていただけあって、礼儀正しく(Ablaではなく Hanım付けで呼ぶ)
仕事の進捗状況を逐次whatsappで動画で報告・説明してくれる。そして綺麗に仕上げます!と。
これを見ながら、やはり技術料を値切ったりしてはいけないと思うのです。
と言っても世の中には技術がないのに暴利を貪る悪徳なひともいるわけで、その見極めはトルコにいる限り永遠の課題ではないでしょうか。
週末に車は戻ってくるようで、持ち主同様Bakımsızではなく、今後はちゃんとBakımlıでキープしようと思います。