自宅で親の介護をしてるとひとに話すと、

 

「おむつも替えてるの?」

「そうよ」

「偉いわー。わたし絶対無理。」

 

偉くないけど、わたしの場合、介護ルーティンでは4割食事:3割洗濯:3割おむつ交換です。

(お風呂はデイサービスでお願いして入れてもらってます)

 

どれが一番大変かって、ひとにもよるのでしょうが、わたしの場合は栄養面や嚥下しやすい調理を心掛ける必要がある食事に一番気を使います。

母が寝たきりではないため、意外とおむつ交換は苦になりません。

 

それには心構えとして;

 

1)自分も赤ちゃんの時にしてもらった(ので借りを返す)

2)自分もおなじようなのを排泄してる(ので見慣れてる。他人のクサいのはヤダけど。)

3)ヒトも動物、今まで飼ってたペットのトイレ交換とおなじと考えればいい

 

一番難しいのは親に対する感情の問題でしょう。「あんなに優しくてしっかり者のおかーさんがおもらしでウンチまみれになるなんて…ウウウ」とかなると、気持ちの整理がつかなくて難しいかもしれませんが、上記の3つで割り切ってやれてます。

 

トイレの観察は介護の上でとっても重要です。実は母の大腸がんは、わたしがトイレサポートしていた時に便が普通でないことに気づいて発覚したのです。学生時代に微生物や腐った食べ物で研究したりしていたので、臭いものの扱いと観察はここで培われたのかもしれません。

 

そんなこと言われてもわたしはあなたじゃないんだから、どうしても親のおむつ交換ができない!という場合はケアマネさんに頼んでヘルパーさんをアレンジしてもらえば済むことです。突破口は必ずどこかにあるので、一人で悩まないでケアマネさんになんでも相談することが一番です。