第1章 My story
第9節 離婚調停~離婚成立
5. 第2回「 和解調停 」
~離婚する為に出した私の条件②〜
和解調停、当日。
自分の氏名を呼ばれ、
調停の小部屋へ向かいました。
- 調停委員 -
「どうでしたか?第1回目の調停後
あれから、気持ちも落ちついてご主人とは
やり直す気持ちになりましたか?」
私は、こう言いました。
「 はい、落ちつきました。
夫が、妻を愛している、やし直したいなど
嘘の主張をしている事は
確認をしなくてもわかっております。
そして、調停委員の方から夫婦の
"復縁ができる様な方向"でお話を
進められている事も理解しています。
私は嘘や不正が嫌いです。
申し訳ありませんが
皆さんは「夫の嘘の主張 」にそいながら
やり直す事が夫婦の最良だと
心の底から思って、私へお話をして
下さっているのでしょうか?
私が夫から、どの様な事をされていたか
ご存知の上で進めて下さって
いるのでしょうか?」
調停員の目には、
夫は"良い人柄"の様に写っていたみたいでした。
「 夫は・・私の心を壊しました。
私を「ライフラインみたい」と言い
DV、モラハラ職場不倫をしました。
毎月の生活費を減らして渡し
生活は息苦しくなり、更に夫は
趣味を楽しむ為の物を買うため
私のクレジットカードを使いました。
返済はせず、不倫女性と会い、そして
趣味やギャンブルを楽しんでいました。
また、夫はご両親の加入されている
「 宗教の事 」も隠していました。
それは結婚後に知りました。夫は
あまり関与していませんでしたが義母の
勧誘や嘘に困惑する事ばかりでした 」
調停委員の表情がどんどん変わりました。
そして私は、一切それらを気にせず
ただまっすぐ調停員の目を見つめて
真実だけを話しました。
「 私は現在、裁判所で夫の不倫相手へ
慰謝料請求も行なっています。
これは、妻として筋を通すためです。
夫と不倫女性は自分達が支払う金額を
最小限に抑えるため、自分達が依頼した
弁護士さんにも嘘の証言をしていました。
弁護士さんは裁判中に依頼者( 夫 )から
自分が嘘をつかれいることを裁判中に
知ることになりました。
私の夫は、自分が依頼した弁護士さんや
裁判の場でさえも嘘をつく人間でした。
そのような人と、たった一度の人生を
やり直したほうが良いのか、、それは
私にとって本当に幸せなのでしょうか。
どう思われますか?
あなたの、お嬢さまでしたらどう
アドバイスされますか!?
やり直すべきだと思いますか?
私はそうは思いません。
夫に、どうぞお伝えください。
「 妻を愛している」と言いますが、
それならもう一度、興信所へ調査を
してもらいます。私は本気です。
もしまた、不倫女性と一緒に
ホテルへ泊まっている事が発覚した場合は
再度不倫女性とあなた達2人へ、更に
慰謝料請求をします。
それで、宜しいでしょうか。
それでも、
まだ私へ「 愛している 」と言えますか?
(夫へ)どうぞ、聞いてみて下さい。」
そして、夫と部屋を交代し
30分後に回答を、聞きました。