オープンデータに関する一般質問の要旨
「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。
昨日の投稿で 「詳しくは明日・・・」と言っておきながら、今日発信出来ていませんでしたので、先日の一般質問の際に述べた内容を中心に、オープンデータへの取り組みをすると、こんな便利な情報が発信される、というい事例をご紹介します。
まず、ボクが取り組んでみたら、と提言している情報とは、その殆どが、これまでもすで各自治体が公開しているデータです。
たとえば、公衆トイレやAED設置施設の一覧、公共施設の一覧、災害時の避難所一覧、公立小中学校の住所、そして学校であれば、学区域ゾーン、観光地の一覧などなど。
但し、それらは大体、印刷物やPDFデータなどです。しかも縦割りの組織の弊害で、発信する側の都合で整理されている情報です。
それを、機械が判読できるデータとして発信することで、市民や民間事業者などが、利用者目線で使いやすい、見やすい情報に加工し発信してくれる可能性が生まれて来ます、ということです。
公民館やスポーツ施設、小学校、避難場所、観光ポイントなども「一覧表」ではなく、webの地図に表示されると解りやすいですよね。
公共施設は地図だけでなく、施設の案内、予約システムとも連動させることが出来る。
観光スポットなどでは、バスなどのアクセス情報はもちろん、お勧めのお土産品や、写真撮影ポイントなども加えた情報として提供することが出来る。
他自治体の例をご紹介すると、
福井県鯖江市では、住民の足として利用されているコミュニティーバスの位置情報を提供する『バスどこサービス』というスマートフォン用アプリを開発し公開しています。
バスがいまどこを走っているかが地図上にタイムリーに表示され、自分が利用するバス停にあとどれくらいでバスが到着するかが予想できるアプリです。
首都圏のバス会社と連携しているアプリはすでにありますが、コミュニティーバスというところがめずらしい⇒こちら
千葉県の流山市では、こんな取組みもしています⇒流山市オープンデータトライアル
横浜市の金沢区では、こんな取組み⇒金沢区「かなざわ育なび 」
昨日ご紹介した新聞記事でも述べられていましたが、行政はITCの進化をなかなか受け入れない傾向にあるようです。
出来ない理由は、いくらでも、山のように上げてくれます(笑)
ボクは個人情報はキチンと保護していれば、それ以外の行政の情報は、どんどん公開すべきと考えています。
そもそも、行政の情報って、市民(住民)のものだと思うから。
それを加工して市民が観易いようにして発信・・・・って、「言うは易く・・・」です。
だったら公開しちゃって、どう加工して、どう使うかは、市民や民間の方に頼ったらいいと思っています。