首長の任期は最長で3期12年。
「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。
台風一過の清々しい朝となった調布です。
昨日の台風18号は各地にさまざまな被害を齎してしまったようで、自然の脅威に改めて防災の重要性を考えさせられました。
被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧を祈っています。
先日こんな記事を見つけました。
【知事・政令市長選、推薦3期12年まで…連合案】 読売新聞 9月15日(日)
連合は、10月3、4日の定期大会に提案する政治方針の改定案をまとめた。
改定案では、知事と政令市長選への対応について、多選の弊害を防ぐ観点から、
任期が3期12年を超える候補は原則として推薦しないことを盛り込んだ。
また、年齢についても推薦候補は70歳未満とすることを初めて明記した。(後略)
⇒ネット記事はこちら
これはあくまで連合という団体が、今後の首長選挙を支援(推薦や選挙協力)する際の活動方針なのですが、高橋は以前から、これらを条例で定めては?と考えていました。
知事と政令市の市長だけでなく、すべての自治体のトップ(市区町村長)の任期は、最長で3期12年とする、と。
基礎自治体の議員という立場になり、改めて感じています。
首長の権限は絶大です!
その権限を持ち、12年もの間、自治体のトップに君臨していたら、知らず知らずのうちに、ある種の“権力者”になり、市井の人の声が届かなくなってしまうと感じるのです。
役所という組織内はもちろんのこと、地域の団体や組織、個人との人間関係においても、そうなる環境が満載です。
もちろん、その市民の声を届けるのが議員の役割ではあるのですが、制度上の限界もあります。
連合もそれを痛感しているからこそ、こういった方針をまとめたのでしょう。
この秋に市長選挙があるお隣川崎市は、現市長が初出馬時、「首長の多選は弊害を生む」として、市長任期は3期12年とする公約を掲げ、2003年に国内2例目となる多選自粛条例を制定し、今回すでに不出馬を表明しています。(但し、この条例は今年失効する時限つき)
みなさんはどう思われますか?