最新ICTツールを活用した小学校の授業 | 高橋祐司オフィシャルブログ「みんなの調布」Powered by Ameba

最新ICTツールを活用した小学校の授業

「みんな調布」発行人の高橋ゆうじです。

与論町での視察一日目が終わりました。

町内3小学校で最新ICTツールを活用した実験授業を3年間続けているうちのひとつ、那間小学校にお邪魔し校長先生のお話を伺い、そのあと教育委員会のこの取り組みへの想いと、今後の方針、可能性を取材して来ました。
明日朝には実際にその授業を受けている小学5年生の現場を見学させてもらいます。

校長先生はとても情熱的で、全国学力テストでの成績も全国平均よりも遥かに高い実績を残していると熱っぽく語ってくれた。

ただ、印象的だったのは、最新ICT活用の目的は、子供たちのヤル気の醸成、向上心のアップだと言い切る。
そして、こんな環境にあるからこそ、自分で考え手書きで、より多くの文字を書くことを意識的に強化しているんだと。
現に教室にあった子供たちの手書き文章のクオリティーはかなり高かった。

離島で教育を受けた環境へのコンプレックスの払拭と「島立ち」(18才になり町を出て行くことをこう表現するという)した後に都会に出ても気後れすることのない自信を植え付けたいのだと。
島の現状を眺めると校長先生のその想いは痛いほど伝わってくる。

一年後にはNTTからのツール、サービスの無償提供も打ち切られるんだそうです。
校長先生と教育長もそれを懸念しておられるのだが、文科省へのアプローチを含め、かなり強力なプッシュを展開中という。
あの成績を見せられると、県教育委員会も簡単に見過ごせないのではないのだろうか?

いずれにしても興味深い取り組みでした。
明日朝、子どもたちの実績も見学させていただき、そこから調布でも実際に活用出来るアイデアを探し出し提言を続けて行きたい!