中心市街地街づくり特集号 | 高橋祐司オフィシャルブログ「みんなの調布」Powered by Ameba

中心市街地街づくり特集号

「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。

調布市内のみなさま
「市報ちょうふ」“中心市街地街づくり特集号”はご覧になられましたでしょうか?
3月26日付けの発行ですので、昨日までに市民のみなさんの自宅ポストに配布されていたと思います。

これまでにもお知らせして来ましたが、京王線の地下化切り替え(地上から電車が消える)が、今年8月中に完了することになりました。
今回の「市報」はそのお知らせと、それに伴う国領・布田・調布3駅の駅前再開発のニュースです。

こういった情報を、一刻も早く市民のみなさんにお伝えするのは行政の努めです。
その意味では市側の対応は評価するのですが、市民のみなさまにご理解いただきたいのは、これらの事業に対しては相当な額の予算が投下されるということです。(駅前開発と合わせて約1200億円)

今回の市報ではそのあたりは全く触れられていません。
もちろん予算決定前なので仕方無いのですが、次回の市報では発表されると思いますので、ぜひそちらも併せてご覧いただくことをお勧めします。

昨日の市報の裏面下段に線路跡地の活用案が紹介されていますが、高橋が昨日の記事に転載した予算採決時の「討論」や、先の代表質問、12月の一般質問でも訴えて来たのはこの点です。

この線路跡地を調布市としては「公地」として取得しようとしています。
そして活用案は「遊歩道」。
その取得費用が約70億円と見積もられ、諸費用を合わせて85億円と見込んでいます。(但し、24年度予算では調査費用として2千万円ほど)

財政状況が厳しい環境になっており、
・取得しないという選択肢もあるのではないか?
・取得しなければ、所有者の京王電鉄から固定資産税が入るのだから、その考え方もあるだろう。

という質疑・提言をこれまでもして来ていたのですが、京王電鉄とのこれまでの関係値や、国・東京都などとの協議の経緯もあり、取得することが数年前から決まっていたようなのです。
しかも、市民代表による「協議会」の提言を受け(平成16年ころ)「遊歩道」という計画になったという。

それらを受けて、私の昨日のこちらの提言をした訳です。(改めて以下に)

まずは、京王線地下化後の線路跡地の活用についてですが、
調布市としてこの敷地を所有し、快適な街づくりに活用するという環境は、概ね理解しました。そうであるなら、ぜひ「賑わい」づくりを最優先に考えていただき、市内の経済活性化に資する活用をしていただきたいと 考えます。
「潤い」だけで、果たして市民は満足するでしょうか? 
「税収アップ」を目指し、自治体としての歳入に繋がる活用案を期待いたします。

「コンセッション方式」による民間活力の導入も進める と伺いました。
この取り組みは高く評価致しますが、それとて「かじ取り」を間違えれば、「絵に描いた餅」で終わる可能性だってあります。
私が代表質問でも提言した「バックキャスト」という発想法をご理解いただき、慎重の中にも、大胆な推進をお願いいたします。

また同時に、多くの市民の声を聞く努力を怠らないでいただきたい。
1年や2年で終わる事業では無いでしょう。
市民の関心が高まるのは実際に地下化切り替えが終わり、踏切が消えてからでしょう。
そこで市長自ら市民に対するメッセージを発信し、すべての情報を公開し、市民への協力をお願いするのです。
いま時点でパブリックコメントに寄せられた3人、4人の声を「市民の意見です」と言われても市民の理解は得られないでしょう。


駅前開発は別としても、この線路跡地については、これからも市民の声を聞くように議会全体でも訴えていますし、これからも継続して行きます。

ぜひ市民のみなさんの生の声を、行政側にどんどん投げてください。