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被災地支援に思う

「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。

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昨夜遅くにfacebookでキャッチしたニュースをリンクしたのだが、袋井市議の竹原かずよし氏がブログでエントリーしていた(こちら)がどうにも気になって仕方が無い。

何度読み返して合点が行かない。

佐賀県武雄市の樋渡市長が東日本大震災の被災地で発生した「がれき」を受け入れる方針を表明していたのだが、市民の激しい反対・非難の声が殺到し(市民でない方からも)、受け入れを断念したのだという。

市長は政府の放射線量基準よりも大幅に厳しい基準を独自に設定し、放射性物質が検出されない「がれき」のみを受け入れる方針を強調していたが、それでも市役所などに脅迫紛いの苦情が多数寄せられ、最終的に断念せざるをえなくなったのだそうだ⇒西日本新聞「陸前高田市長に陳謝}


市長は、「特に市民、職員に危害を及ぼすような予告があったことは看過し得るものではない」としながらも、「こういった予期せぬ事件が仮にあったとすれば、そういった被害を受ける市民の皆さん、ご家族、地域のみなさん、東北の復興に向けて頑張っている人を傷つけることになるという思いに達した」として、12月議会で提案を見送ることを表明したそうだ。

それでも『オールジャパンで、瓦礫の処理に対して東北を応援しようという機運に、日本人であればなってくると思う。条件が整った時に、市民・議会とよく相談した上で、提案していきたい』と諦めてはいない⇒市長のブログ「武雄市長物語」

その想い・信念だけは曲げないで欲しい。

根源は「がれき」イコール「放射能まみれ」という風評被害。
これはどう考えても国(政府・環境省)の失態でしょう。

そんな【何も出来ない、何もしない国(政府)】に頼らず、『いま自分達に出来ることを!』という想いを抱いている方々が沢山いて、多くのボランティアがいまなお現地のがれき処理に当たってくれている。

現地の自治体では自前での処理には限界を悟り、多くの自治体に処理の要請をしている。
東京都でも埼玉県でも受け入れを決め、さらに多くの自治体首長が受け入れに向けて調整している。
もちろん、物理的に無理な自治体もあるでしょう。
でも、出来るところから「出来ること」に取り組む姿勢こそ、いま認められるべきだ。

その方針に立って受け入れを決断した市長に「脅し紛い」の圧力を掛ける。

どうにも合点が行かず、今日一日頭から離れなかった。
皆さんはどうお感じになるでしょうか・・・?

写真は“第2回だるま展in深大寺”が開催されている「深大寺曼珠苑ギャラリー」
福島県三春だるまと調布だるまが勢揃​い。東北応援だ、七転び八起き!で大にぎわい。
13日まで開催されています。