みんなの党の主張。 | 高橋祐司オフィシャルブログ「みんなの調布」Powered by Ameba

みんなの党の主張。

「みんなの調布」発行人の高橋ゆうじです。

今日、文教委員会の3日目を終え、結局連休明けの火曜日まで審議が続くことになりました。
これもお役目、頑張ります。

ところで、今朝ツイートしたのですが、あの霞が関で改革推進を訴えていた古賀茂明氏が結局辞めざるを得なくなりました。

「やっぱりな!」が正直なところです。
古賀さんの今後の活躍を大いに期待したいと思います。


そんな今日の「みんなの党」渡辺善美代表の記者会見書き起こしが届きました。
少し長いですが、ぜひお目通し下さい。


昨日、日の丸官僚筋金入りの改革派、古賀茂明さんが「仕事をくれないなら辞めるしかない」と
枝野大臣にメールを送ったところ、退職の手続きを進めていいという返事をもらったということです。

2年間幽閉をし、飼い殺しをして、こういう筋金入りの改革派を抹殺するというのは、
江戸時代の安政の大獄のようなもので“平成の大獄”と言ってもいいと思います。
霞が関の改革派『官僚絶滅危惧種』と言われていましたが、これで幹部クラスからは残念ながら絶滅をしてしまったということになろうかと思います。

まだ若手官僚の中には志の高い人たちがたくさんいると思いますので、
幹部クラスからは絶滅したけれども、是非いつの日にか日の丸官僚が大挙して
この国の企画立案、政策の実行が出来るようなそういう未来を創っていかなければならないと痛切に感じました。

昨日の枝野さんの答弁も、「発送電分離・地域独占はゼロベースで見直し」仰っていましたが、
官房長官の時代も時代もこうした威勢のいい発言をしながら、結果は残念ながら出ていないということですので、あまり期待はしていませんが、みんなの党のアジェンダを丸のみするような覚悟でやっていただきたい。

今日は政府税調が増税プランをまとめるそうですが、16兆2000億円の復興費用を賄うのに、
改革の本丸、無駄の本丸にまったく切り込んでいないということが言えるかと思います。

昨日も指摘したように国債整理基金に切り込めば10兆円は簡単に出てくる。
また、郵政株の凍結法案、これを廃止してしまえば、これだけでも10兆円からの埋蔵金発掘が出来るようになる訳であります。

なぜこういうことをやらずに、郵政改悪法案を通せとか、まるでトンチンカンな事を言っているのか、このあたりが民主党政権の決定的な限界だと思います。

昨日野田総理に代表質問で松下幸之助翁のことを申し上げました。
答弁で「は松下さんが想定したよりはるかに深刻な財政状況だ」などということを言っていました。
また、借金を将来世代に残してしまうのは断固阻止しなければいかん、という表現ぶりでしたが、
そんな偉そうなことを言う総理が、幸之助さんが無駄を温存してよろしいという教えをしたのか、と聞きたい。

12兆6000億円もの天下り法人に流れているお金。
いったいどれくらい切りこめたのか、全く数字が出てきません。
この中からどれくらい復興予算に回すのだという数字も聞いたわけですが、昨日は全く答えが出ていませんでした。

今日、江口参議院議員が本会議で語ったように、こういう野田総理を見て天上から幸之助氏が
「野田君、そんなものはやめたまえ」とおっしゃっているかも知れないというのは、
本当にその通りだと思います。

朝霞の公務員宿舎なんていうのはもうその典型例です。
とにかく被災地よりも国家公務員住宅の方が先だというのが、これが野田政権の霞が関路線を象徴するエピソードであります。

国会が延長される訳でありますが、きわめて不十分。
再延長をみんなの党としては要求してまいります。

Q:国会の延長ですが、当初野党の合意を得ずに決定しながら、一転した与党側の対応は?
A:世論の反発があまりにも強いので妥協せざるを得なかったということでしょう、本当に姑息です。
 不完全内閣が時間稼ぎで国会を閉じてしまおうと。
 役所の方はうるさい国会議員がいない方が仕事がはかどると、まあそういう調子なんでしょうが、
 何をかいわんやといいたい。まったくナンセンスの一言に尽きます。

Q:今朝の与野党幹事長会談では与党側から与野党協議の呼びかけがあったんですが、それにはどう対応 するんでしょうか。
A:与野党協議で何をやるんですか?

Q:三次補正のようです。
A:こんなに半年もたっていったい何を考えているのか。
 我々はとっくの昔に30兆の補正予算を提案しているわけです。
 そういうのをちゃんと見ているのかと言いたい。
 国会で堂々と論戦を尽くせばいいだけの話であって、われわれは国会で言っているわけです。
 事細かな数字まで出しながら。
 それをまるで無視していながら、抱きつき作戦をやろうと、本当にナンセンス。

Q:国会外での協議には加わらない?
A:国会を堂々と開いて論戦したらいいじゃないですか。なぜ談合する必要があるんですか。

Q:与党側は結局4日間の会期を強行採決しながら、結局延長するというが?
A:結局失言大臣の更迭にも表れているように、場当たり主義なんですね。
 これは前内閣も前々内閣も同じですが、結局自分たちの都合を優先する、あるいは霞が関の都合を優 先する。それが世論の反発を受けて、結局修正せざるを得なくなる。
 これの繰り返し。こういうことはこれから何度も続いていくことになると思います。
 しっかりした信念もなければ、覚悟も、戦略もない。それが表れている問題だと思います。

Q:こうした民主党の強行採決というのは野田総理が野党のときとは相反している?
A:全く相反しているどころか、ま逆ですね。
 言っていることが嘘っぱちであるということを証明しているにすぎないと思います。

Q:鉢呂大臣のオフレコ問題において、民主党の輿石幹事長がいわゆる報道規制をやろうとしているが。
A:報道規制の問題ではないです、これは。鉢呂氏が昨日も言ったように、資源エネルギー調査会のメン バーを当初3人しかいなかった脱原発派を、半々に増やせということをかなり強く事務方に言ったよ うです。
 鉢呂氏が長谷川幸洋氏に語っていることによれば、その時事務方は分かりました、という話だったよ うでありますが、よく一般論として言えることは、面従腹背ってことはありますから。
 この総合エネルギー調査会が法律に基づく調査会、つまり大臣が変わっても調査会は残る。
 役人にとっては非常に大事な調査会でして、そういうところの人選を政治主導で変えられたというの は大変ショッキングなことなんでしょう。
 そういうところがこの問題の背景に存在する、ということが指摘されているわけであって報道規制と いうのはまるでトンチンカンな対応だと思います。

Q:輿石幹事長は三党以外の野党と話がしたいんだということですが、昨日代表は国会でやりたいとおっ しゃっていましたが。
A:国会の答弁で出来ませんと言っていることを、談合をやればできるようになるんですか?おかしいで すよね。
 国会っていったい何のためにあるんだと言いたい。国会の論戦をさておいて、とりあえず談合路線に 持ち込もうという魂胆がねじ曲がってます。
 本当に歪みの構造です。そういう昔風の政治にいつ民主党は戻ってしまったんだと言いたい。
 本当に野田さんは頭の中どうなっちゃってるんだろう。どこが松下政経塾一期生の総理大臣なんだ  と。

 先ほど申し上げた総合エネルギー調査会の話は、一般論として霞が関の抵抗手法があってリーク、悪 口、サボタージュというんですよ。
 私が大臣の時に何度もこういう抵抗に直面をしたことがありましたけれども、そういう一般論から考 えて、かなり根の深い問題だなという気がします。
 
 繰り返しますが、報道規制の問題ではありません。
 こういう霞が関の一般的に存在するリーク、悪口、サボタージュ!
 こういう政治活動を容認しているほうがはるかに問題なのであります。(了)