腎臓の糸球体という部分で尿が作られ、腎臓の腎盂という部分に集められます。尿管を流れ、膀胱に集まり、尿道を通り体外へ排尿されます。

この腎盂という部分に炎症が起きるのが腎盂腎炎といいます。

 

原因はで最も多いのは膀胱炎からの尿が逆流して起こることです。その他では腎結石があり局所の炎症を起こす、血流からばい菌が付着するなどです。

 

症状は高熱、体全体が重い、腰部の激しい痛みなどがあります。尿検査では膀胱炎のように尿潜血や細菌が認められないことも珍しくありません。CTを撮ると炎症を起こしている腎臓が腫れている所見が認められたりし、同部位の腰付近を叩くと激痛が走るのも診断補助に役立ちます。

 

20年前は10日間程度入院して抗生剤を点滴していました。

今は抗生剤が進歩したため、重篤でなければ外来で改善させることも可能ですが、適宜採血で炎症データの把握は必要となります。

 

膀胱炎の症状あるが、高熱や体のだるさを自覚したら、早めにクリニックを受診してください。

                       みんなの内科クリニック人形町・水天宮